菊川市が進める『幸せの黄色いポスト』聖地巡礼プロジェクト
静岡県菊川市が新たなプロジェクトを立ち上げました。これは、市制20周年記念の一環として、小説『幸せを届ける黄色いポスト』をテーマにした「聖地巡礼プロジェクト」です。2025年の7月3日から、ガバメントクラウドファンディング(GCF)による寄付の受付が始まります。この取り組みは、地域の魅力を広めるほか、市の知名度向上や新たな関係人口の創出を目指しています。
このプロジェクトは、実績のある株式会社サイバーレコードの支援を受けています。サイバーレコードは、112の自治体での取り組みや、571件のふるさと納税サイトの運営を手掛けており、信頼性の高いパートナーとなっています。
小説の舞台となる黄色いポスト
菊川市では、2024年度に市役所前の赤いポストを黄色に塗り替え、「幸せを届ける黄色いポスト」として新たに設置することに決定しました。このポストには、10年前に市民から預かったメッセージが使われ、市民との絆を象徴するものになります。この感動的なエピソードに触発されて、小説家のいぬじゅん氏は『幸せの黄色いポストそれは、十年前から届いた手紙でした』を執筆し、2025年の4月17日に発売される予定です。小説は多くの読者に感動を与え、注目を集めています。
聖地巡礼の拠点を整備
プロジェクトでは、小説の舞台となる市内の5箇所にオリジナルの看板を設置する計画が進行中です。これにより、作品の世界に没入できる「聖地巡礼」の拠点が生まれ、訪れる人々に菊川市の魅力を体験してもらうことができます。看板のデザインは、いぬじゅん氏の小説のカバーイラストを手掛けた人気イラストレーターのつじこ氏が担当し、作品のイメージを忠実に再現した独自性のあるデザインが期待されています。
菊川市の担当者は「ぜひ作品を読んだ後、実際に舞台となる場所を訪れてみてほしい。このプロジェクトを通じて、菊川市の魅力を感じていただければ幸いです」とコメントしています。
地域のシンボルとしての役割
「幸せを届ける黄色いポスト」は、2024年の5月に日本郵便と菊川市が連携協定を結び、設置が実現しました。市の職員が手作業で赤いポストを黄色に塗り替え、市民に親しまれる新たなシンボルとしての役割を果たします。完成後には、10周年記念に預かった「10年後へのメッセージ」を発送し、地域の人々に「幸せ」を届けました。これにより、地域内外からの注目を集めています。
寄付の使い道と地域活性化
集まった寄付金は、看板の製作や設置に必要な経費、さらには菊川市の魅力を発信するための各種施策に使用されます。プロジェクトの運営にあたるサイバーレコードは、2008年からECビジネスで活躍し、地域活性化にも貢献してきた企業です。彼らの支援を受けて、菊川市はより多くの人々にその魅力を伝え、訪問者を迎える準備をしています。
このプロジェクトへの温かいご支援を、ぜひお願いいたします。詳しい情報や寄付に関しては、以下の公式サイトをご覧ください。
菊川市の新たな魅力を伝える取り組みです。ぜひ皆様もこの機会に、聖地巡礼の旅に出かけてみてはいかがでしょうか。