「初めて喪主を務めた年齢は50歳」コロナ禍後の葬儀意識調査結果発表！葬儀に関する後悔や相談相手も明らかに

初めて喪主を務めた平均年齢は50歳、コロナ禍後の葬儀意識調査結果発表

燦ホールディングス株式会社（東京本社：東京都港区、大阪本社：大阪市北区、代表取締役社長：播島聡）は、2020年より毎年「ライフエンディングに関する意識調査」を実施しています。2024年度の調査では、首都圏と近畿圏で喪主または葬儀を執り行った経験がある40～70代の男女1,000名を対象に、葬儀に関する意識や経験についてアンケート調査を行いました。

調査結果によると、初めて喪主を務めた平均年齢は50歳でした。2020年の47.5歳から年々上昇しており、昨年は51.2歳とピークに達したものの、今年は1.2歳低下しました。年代別では、40代が全体の30%と最も多く、次いで50代が27%という結果になりました。

葬儀に関する後悔は6割超、コロナ禍で関心が高まる「適正価格」「葬儀社の選び方」「葬儀の形式」

葬儀に関して知っていればよかったと後悔している人は全体の64％に達しました。調査開始から5年連続で「適正価格」が1位にランクインし、コロナ禍が落ち着きを見せた昨年から「葬儀社の選び方」「葬儀の形式」が上位に浮上しました。これは、日常生活を取り戻す中で、葬儀の内容への関心が深まっていることを示唆しています。

葬儀以外で後悔している人は55％、「相続」「お墓」「遺品整理」が上位

葬儀以外のことで知っていればよかったと後悔している人は、全体の55％という結果でした。具体的な内容は、1位「相続」、2位「お墓・霊園・納骨堂」、3位「遺品整理」と、過去5年間で大きな変化はありませんでした。

故人に確認せずに後悔した経験は4割、「遺品整理」「財産・相続」「遺影写真」が上位

生前に故人に確認しておけばよかったと後悔した経験がある人は40％でした。具体的な内容は、1位「遺品整理」、2位「財産・相続」、3位「遺影写真」と、こちらも過去5年間で大きな変化はありませんでした。

葬儀の相談相手は8割以上、コロナ禍で相談先も変化

葬儀について、誰かに相談したことがある人は全体の84％でした。相談相手は、1位「葬儀社」、2位「兄弟」、3位「配偶者」という結果になりました。「葬儀社」は、コロナ禍の影響で2021年と2022年は3位にランクダウンしていましたが、2023年から再び1位に返り咲きました。コロナ禍の間は、一緒に住む身近な人に相談する人が多かった一方、日常が戻ったことで、同居者以外の兄弟や親、親戚などに相談が広がったと考えられます。

まとめ

今回の調査結果から、初めて喪主を務める平均年齢が50歳と上昇していること、コロナ禍を経て葬儀に関する意識や関心が高まっていることが明らかになりました。葬儀に関する知識や情報収集、生前からの準備の重要性が改めて認識されました。

50歳で初喪主？コロナ禍後の葬儀意識調査から見えてきた変化

燦ホールディングスの「ライフエンディングに関する意識調査」は、コロナ禍後の葬儀に関する意識の変化を明らかにする興味深いデータを提供しています。

特に注目すべきは、初めて喪主を務めた平均年齢が50歳と上昇している点です。これは、少子高齢化社会におけるライフスタイルの変化や、親世代の寿命が延びたことなどが影響していると考えられます。かつては40代で喪主を務めることが多かった時代と比較して、50代になって初めて喪主を経験する人が増えていることは、葬儀に対する準備や意識の変化を示唆しています。

また、葬儀に関する後悔や相談相手に関するデータも興味深いものです。葬儀のことで後悔している人が6割以上いるという結果は、葬儀に関する知識不足や準備不足が課題であることを示しています。特にコロナ禍で葬儀の内容への関心が高まっている中で、「適正価格」「葬儀社の選び方」「葬儀の形式」といった情報へのニーズが高まっているのは、現代人が葬儀に対する意識改革を求めていることを物語っています。

葬儀以外で後悔している人の割合も高く、「相続」「お墓」「遺品整理」といった課題は、世代を超えて共通の関心事であることがわかります。さらに、生前故人に確認しておけばよかったと後悔する人が4割いるという結果も、遺族が抱える心の負担の大きさを示しています。

この調査結果を参考に、自分自身の葬儀について考え、家族と事前に話し合っておくことが重要です。特に、葬儀に関する費用や形式、遺品整理、相続など、事前に準備しておくべきことは多く、家族間での共通認識を持つことが大切です。

燦ホールディングスは、このような調査を通じて、人々が安心して人生の最終段階を迎えられるよう、さまざまなサポートを提供しています。葬儀に関する情報収集や相談は、早ければ早いほど良いでしょう。