持続可能なバイオマス発電への道を探るセミナー開催のお知らせ

持続可能なバイオマス発電を考えるセミナー開催

この度、JPI（日本計画研究所）では、JFEエンジニアリング株式会社の内海高博氏を迎え、「持続可能なバイオマス発電を考える～現状認識と将来の展望～」をテーマにセミナーを開催いたします。本セミナーは2025年10月23日(木)の13:30から15:30まで行われ、最新の技術や情報を学ぶ貴重な機会です。

現在のバイオマス発電の状況

バイオマス発電は、2012年に固定価格買取制度（FIT）が導入されて以降、日本国内で目覚ましい成長を遂げました。しかし、最近では燃料供給の不安定化や価格の上昇が影響し、事業の存続が危ぶまれる場合もあります。特に、FITの適用期間終了後の再利用や転用問題が新たな課題として浮上しています。

一方、政府の第7次エネルギー基本計画においては、バイオマス発電は依然として重要な再生可能エネルギー源として位置付けられています。このような背景を踏まえて、技術的な視点から様々な課題を整理し、持続可能な発展の道を探ることが求められています。

セミナーの内容

このセミナーでは、以下のトピックが取り上げられます：

1. 自己紹介
- 講師の内海氏から自己紹介の後、講義が始まります。

2. バイオマス発電の基礎知識
- バイオマスの種類、エネルギーへの転換方法、循環流動層技術の概要について解説します。

3. 現状と課題
- 技術的な側面、商業運営、環境や社会に関する課題について整理します。

4. 持続可能な発展の展望
- 質的側面（再生可能資源としての活用）、量的側面（カーボンネガティブ可能性）とともに、創造的なモデルケースを紹介し、FIT後の展望を考察します。

5. 質疑応答とネットワーキング
- 講義後には質疑応答の時間が設けられ、参加者同士の名刺交換や交流会を通じて、人的ネットワークの構築を促進します。