日本とサウジアラビアの新たなる出発
新作アニメ『アサティール2 未来の昔ばなし』が、2024年秋に日本の地上波で放送されることが決定しました。このアニメは、サウジアラビアのマンガプロダクションズと日本の東映アニメーションが手を組んで制作した作品で、前作の成功を受けての続編となります。
「アサティール」とはアラビア語で「昔ばなし」という意味。初回作は全世界で1億回以上の視聴を記録し、40以上のプラットフォームで配信され、多くの人々に愛されました。続編は、今から少し未来のサウジアラビア、特に西海岸のネオムに新たに住むことになった家族の物語を描いています。
物語の舞台と登場人物
この作品では、ネオムの「オクサゴン」という海上都市が舞台。小学6年生の少女であるマハとその家族が、彼女の弟や猫型ロボットと共に新たな生活を始めます。マハは日々の生活の中でさまざまな悩みや困難に直面しますが、親愛なるアスマおばあちゃんから受け取る素晴らしいアラビアの昔話を通じて、重要な教訓を学び成長していきます。
本作では、サウジアラビア各地に伝わる昔話を厳選し、視聴者が楽しめるようにアレンジされています。物語を通じて、サウジアラビアの豊かな文化と伝統、日本の視聴者にとっても親しみやすいアラビアの民話の魅力を体験することができるでしょう。
制作に対する期待と展望
マンガプロダクションズのCEO、Dr. ブカーリ・イサム氏は、前作の成功に続き、今回の地上波放送決定を非常に喜んでいると述べています。「この作品を通じて、サウジアラビアやアラブの文化を日本人や世界の方々に広めることができれば幸いです」と語っています。
また、東映アニメーションの顧問、清水慎治氏は「アラビアの民話を日本との合作として形にすることは大きな挑戦だった」とし、テレビ放送の決定を喜んでいます。彼は、異なる文化が融合した作品になることを期待しています。
プロデューサーのアルジジャクリ・ヌール氏も、今回のアニメ化がサウジアラビアの昔話を新たな形で日本に届けることに誇りを感じており、トレーラーもその魅力が十分に伝わっていると述べています。
期待高まる新作の魅力
新たに公開されたトレーラーでは、サウジアラビアの都市の風景や、文化、伝統が色濃く表現されています。視聴者は、リヤドやネオムの風景を楽しみながら、物語の世界に浸ることができるでしょう。子供たちだけでなく、大人も楽しめるようなエンターテイメント作品の誕生に期待が高まります。
本作が放送されるのは2024年秋。マハとその家族の冒険を、ぜひお楽しみに!
参考リンク
権利表記:(C)マンガプロダクションズ