TOKYO MIDTOWN AWARD 2024
東京独自の価値や美学を世界に発信することを目的とした「TOKYO MIDTOWN AWARD 2024」が、デザインとアートのコンペティションを通じて才能あるクリエイターを支援し、展示の準備を進めています。このイベントは、東京ミッドタウン(港区赤坂)で開催され、デザイナーやアーティストの新たな才能を発掘し、コラボレーションの機会を創出することを目指しています。
コンペティションの結果
今回のアワードには、合計1,767点の応募があり、その中から厳正な審査を経て全14点が受賞・入選作品として選ばれました。受賞作品は2024年10月10日から11月10日まで、東京ミッドタウンのプラザB1メトロアベニューにて展示されます。
デザイン部門の受賞作品
グランプリ
受賞者:福田雄介
コンセプト:このプロダクトは、使用者の成長に合わせて形状が変わる玩具兼文具です。乳幼児には玩具として、学童期には文具として活用できるユニークなデザインで、愛着を育てることを目指しています。
優秀賞
受賞者:nanka
コンセプト:デジタル時代の人との別れを、長い余韻を持つものへと再提案した作品。
受賞者:若田勇輔、内山智義
コンセプト:心拍と同じリズムで音が流れるスピーカーを通じ、自分自身と向き合う時間を君が持つことを提案します。
アート部門の受賞作品
グランプリ
受賞者:さとうくみ子
コンセプト:地点Aから出発し戻るまでを記録することで、観察力を高める作品です。
優秀賞
受賞者:大原由
コンセプト:鑑賞者と作品の間にある距離を視覚化した新しい視点を提供します。
これらの作品は、各々のクリエイターの個性や背景を反映しており、多様なデザインが魅力を放っています。
展示の計画
このアワードの受賞作品は、10月10日から11月10日まで展示され、来場者の一般人気投票によって「東京ミッドタウン・オーディエンス賞」が決まります。受賞作品へのコメントはクリエイターに届けられ、投票者にはオリジナルステッカーがプレゼントされます。
審査員のコメント
審査員たちは、「とき(時)」というテーマについて、多様な視点からのアプローチがあったことを評価しています。また、審査員による講評では、各作品の背景にある思いを大切にし、今後の展開に期待を寄せる声も多く聞かれました。
TOKYO MIDTOWN AWARDの目指し
このアワードは、ただアイデアを評価するのみならず、実際に作品を実現するクリエイターを支援することに努めています。受賞者は東京ミッドタウンを通じて、さらなる成長と活動の場を得ることができます。
今後も「TOKYO MIDTOWN AWARD」は、新しい才能との出会いやコラボレーションの機会を提供することで、日本のデザインとアートシーンを盛り上げていくことでしょう。