クラシコムとCiiK、エージェンシー契約締結
株式会社クラシコム(東京都国立市)と株式会社CiiK(東京都渋谷区)が、専属エージェンシー契約を結びました。この契約により、クラシコムのブランディング支援プログラム「BRAND SOLUTION」がCiiKのSNSアカウント「それでも、美味いもん。」を支援し、大人男子向けの新たな食文化を形成していきます。
専属エージェンシー契約の目的と背景
クラシコム社の「BRAND SOLUTION」は、2015年に開始され、現在までに200超のブランドに対する支援を行ってきました。ナショナルクライアントと連携しながら、商品やサービスの価値を高めるノウハウを活かしてきた実績があります。最近はイベントやポッドキャスト番組のプロデュースなど、支援領域を拡大する新たなアプローチを進めています。
一方、CiiK社は「One Temperature」という理念のもと、メンズコスメやライフスタイルブランドを展開し、「大人男子ラボ」を運営しています。彼らの目的は、消費されるだけの体験ではなく、少し体温を上げるような価値を提供することです。このように両社は、それぞれ異なる顧客層を持ちながらも、自己表現を大切にする考え方を共通の価値観として大事にしています。
今回の専属エージェンシー契約は、両社が手を組むことで、共に魅力ある企業やサービスを育てるための第一歩と位置付けられています。
「それでも、美味いもん。」の成功と成長
「それでも、美味いもん。」は、CiiKのメディア「大人男子ラボ」から生まれた料理アカウントです。 爽やかで疲れた夜にぴったりな「今日に勝つメシ」をテーマにしており、特に30代男性から高い支持を受けています。
アカウントの運営開始からわずか9カ月で、InstagramとTikTokを合わせて37万人以上のフォロワーを獲得したことは、その人気を物語っています。利用者は実際に試してみたくなるようなリアルなシーンや、共感を呼ぶ視覚的な表現が、アカウントの魅力を引き立たせています。その結果、ユーザーからの高いエンゲージメントを得ることに成功しています。
初のタイアップ企画の発表
専属エージェンシー契約を記念して、2025年12月5日(金)に、サントリー株式会社の「茉莉花〈ジャスミン茶割・JJ〉缶」とのコラボレーション企画を発表しました。このタイアップでは、アカウントが開発したアレンジ料理をSNSで紹介し、両社のブランド価値を共有することを目指しています。
今後の展望
今後、CiiK社は「それでも、美味いもん。」をさらに成長させる計画を立てており、特にBtoB領域での広告・ブランド支援の拡大を視野に入れています。一方、BRAND SOLUTIONも、新たなビジネスモデルを構築するための取り組みを拡大し、価値観を共有する企業とメディアの間で連携を深めていく予定です。
コメント
CiiKの代表、宮永瑛人氏は、「クラシコム社との協業は非常に光栄であり、自社の熱量を拡大する好機と捉えています」と述べました。また、クラシコムの高山達哉氏も、「クライアント満足を高めながら、アカウントのブランド価値を向上させる取り組みを楽しみにしています」と語りました。
「それでも、美味いもん。」の今後の展開に期待が高まります。双方が協力して、ただ消費されるのではなく、心温まる体験を提供する新たな飲食文化を確立していくことでしょう。
そして、今回の取り組みを記念して、クラシコムの代表青木耕平氏とCiiKの宮永瑛人氏の対談動画も公開されています。興味のある方は、ぜひご覧ください。(
対談動画リンク)