岡山大学副理事・佐藤法仁氏が日本工学アカデミー会員に選出
2024年11月14日、岡山大学の副理事であり副学長の佐藤法仁氏が、日本工学アカデミー(EAJ)の会員に選ばれるという革新的なニュースが発表されました。これは岡山県内で唯一の選出であり、更にURA(リサーチ・アドミニストレーター)職としては日本初の快挙です。
日本工学アカデミーとは
日本工学アカデミーは1987年に設立された、産学官の指導的な技術者集団です。主に工学・科学技術分野での発展に寄与しており、業界のリーダーが多数参加しています。また、国際工学アカデミー連合(CAETS)のメンバーでもあり、国際的な視点で活動を展開しています。
佐藤氏の選出理由
佐藤氏が選ばれた理由は、その産学官における多様な実績とキャリアにあります。これまで、岡山大学内の技術職員をまとめ、多様な組織改革にも力を入れてきたことが高く評価されたのです。Now Presidentの那須保友学長は、彼の功績に対する誇りを表現し、岡山大学が唯一の国立大学法人としてEAJの会員を育成することへの責任感も語りました。
佐藤氏の役割と今後の展望
佐藤氏は岡山大学での技術職員の「高度化」を積極的に推進しており、技術職員の育成にも力を入れいます。また、EAJの活動と連携しながら地域を基盤とした研究の推進に繋げていく考えです。このような取り組みは、岡山県内の他の研究者や技術職員たちにも良い影響を及ぼすでしょう。
佐藤氏は、「未来社会を工学する」というEAJのスローガンに共感を示し、自己の経験と知識をもとに、これからの研究機関などの発展に寄与する意志を固めました。
岡山大学の取り組み
岡山大学では「研究ファースト」を掲げ、独自の組織改革を行っています。技術職員を研究者の対等なパートナーとして位置づけ、様々な施策でその「高度化」を進めています。今後、地域の中核として、技術者の育成に関しても一層の注力が期待されます。
結論
佐藤法仁副理事の日本工学アカデミーへの選出は、岡山大学だけでなく、地域の学術文化や技術職員の育成にとっても重要な出来事です。これにより、岡山大学は今後も世界に向けた研究力をさらに伸ばし、地域の産業や技術革新に貢献していくことでしょう。そして、岡山県にとどまらず、全国的に有望な若手技術者・研究者が育成されることが期待されます。