東海光学の新たな挑戦
愛知県岡崎市に本社を置く東海光学株式会社は、中東・アフリカ市場への進出を加速するため、新工場「TOKAI OPTICAL MEA (FZC)」をアラブ首長国連邦のシャルジャ・エアポート・フリーゾーンに設立しました。この新しい工場は、2025年1月31日に行われたオープニングセレモニーで正式に稼働を開始しました。
新設された工場の敷地面積は約400平方メートルで、月産能力は50,000枚に達します。また、投資額は800万ディルハム(約3億3,000万円)にのぼる見込みです。シャルジャ・エアポート・フリーゾーンは、先進的な技術と高品質なサービスを提供する企業が集まるグローバルなビジネス拠点です。
中東・アフリカ市場の需要に応える
急速に増加する人口と生活環境の変化を背景に、中東・アフリカ地域では視力矯正が必要とされる人々が増加しています。そのため、東海光学はこの新工場を通じて、高品質で独自性のある製品を提供し市場に浸透させる計画です。
さらに、日本やベルギー、UAEの既存の生産拠点を駆使して、成長を続ける海外の眼鏡市場においても積極的な展開を図る方針です。
オープニングセレモニーの様子
オープニングセレモニーには、在アラブ首長国連邦のベルギー大使アントニーデルコート氏や、日本国大使岡庭健氏、さらにはSAIFのディレクターであるサウド・サリム・アル・マズルエイ氏(王室)、TOKAI OPTECS NVのCEOであるクルト氏が出席しました。
この新しい工場の立ち上げは、東海光学にとって重要な一歩であり、地域におけるビジネス拡大の土台となります。視力矯正の需要が高まる中、東海光学は質の高い製品で消費者に応えていくことでしょう。
今後も東海光学がどのように海外市場で成長していくのか、注目が集まります。