東村山市で始まるデジタル母子健康手帳のトライアル
NECソリューションイノベータは、東京都と一般財団法人GovTech東京の協力の下、東村山市でデジタル母子健康手帳アプリの試験提供を開始しました。これは、妊婦および6歳以下の子どもを持つ保護者を対象にしたもので、2024年の1月15日から3月31日までの約2ヶ月半にわたり実施されます。
デジタル母子健康手帳の機能
このデジタル母子健康手帳は、妊娠、出産、育児に関する様々な記録をすることが可能です。写真やメモを通じて、成長の過程を簡単に保存できるほか、QRコードを用いることで家族とも共有しやすくなります。こうすることで、家族のサポートを受けやすくなり、心強い育児環境を整えられます。
妊娠・子育ての情報提供
妊娠中は、妊婦さんの過去の出産歴や妊娠週数に基づく情報、また地域からのお知らせが届けられます。子育て期においては、子どもの月齢に応じた健診や予防接種に関する情報が提供され、地域の子育て支援施設や医療機関の情報も検索可能です。これにより、必要な支援サービスを的確に利用することができるようになります。
デジタル化された配布物
妊娠届の提出時に従来は紙で配布されていた資料も、デジタル母子健康手帳を通じていつでも閲覧できるようにデジタル化されます。これにより、紙の管理による負担が大幅に軽減されることが期待されます。
PMHとの連携
このアプリはマイナンバーカードと連携し、Public Medical Hub(PMH)の機能を活用しています。乳幼児の健診結果や予防接種の記録を自動で反映させる仕組みが整備されており、スケジュール管理機能や受け忘れ防止の通知機能も搭載されています。これにより、保護者の日常的な健康管理をしっかりとサポートします。
医療機関の検索や投薬管理
さらに、近隣の医療機関の情報もリストアップされており、通院の際のメモを残すことができます。子どもが持つマイナンバーカードと連携することで、処方薬の情報も自動的に管理され、「おくすりアラーム」機能が備わっています。これにより、投薬忘れを防ぎ、保護者の負担を軽減しつつ、子どもの健康を見守ります。
来るべき未来への期待
NECソリューションイノベータは、この実証を通じて機能を調整し、2026年春からの正式なサービス提供を見込んでいます。今後、自治体の業務効率化とともに、子育て家庭に対する利便性向上に寄与し、母子保健事業のDX化を推進していく所存です。
このように、デジタル技術の活用によって、育児環境の改善に向けた取り組みが進んでいることは、多くの家庭にとって心強いニュースとなるでしょう。今後も、地域の皆さんからのフィードバックを受けて、サービスの向上が期待できるでしょう。