省エネ化を推進するマンションリノベーションの新たな連携

省エネルギー化を推進するマンションリノベーションの新たな連携

東京を拠点に活動する株式会社エヌ・シー・エヌ、コスモスイニシア、YKK AP株式会社、u.companyの4社が、昨年度から共にマンションリノベーションに注力し、省エネ化を進めています。各社の専門性を活かした役割分担により、持続可能な住環境の実現を目指しています。

4社の役割分担

この連携において、エヌ・シー・エヌは主に省エネルギー計算を担当し、コスモスイニシアがリノベーション事業者としての役割を果たしています。YKK APは建材に関するコンサルティングを提供、u.companyは省エネルギー推進のコンサルタントとして各プロジェクトに関わっています。特に、コスモスイニシアが手がける「コスモポリス品川」のリノベーションにおいては、省エネ基準を満たすための施策が行われ、30％の省エネ化を目標にしています。

省エネ化の重要性

日本では、住宅の省エネルギー性能を引き上げることが急務とされています。各社はそれぞれの知見を生かし、省エネ性能の高い住宅を提供することで、環境負荷の低減と居住者の快適な生活を両立させようとしています。エヌ・シー・エヌの環境設計部は、ZEH（ゼロ・エネルギー・ハウス）水準を超えるGX志向型住宅の普及を推進し、建築物のエネルギー効率を最大化するためのコンサルティングを行っています。

実績と今後の展望

この連携を通じて、エヌ・シー・エヌは過去の実績を基に、より多くのマンションリノベーションプロジェクトに参加し、省エネルギーの観点から資産価値を高める取り組みを進めていく考えです。特に、既存の建物における省エネルギーの向上は、全国的に見ても重要な課題であるため、社会的なニーズに応じたプロジェクトが期待されています。

今後の展望

エヌ・シー・エヌは今回の取り組みを契機に、4社との関係を一層深め、さらなる省エネルギー化に向けた施策を展開していくことを明言しています。また、近年の木造化・ZEB（ゼロ・エネルギー・ビル）化のニーズにも応えるため、ZEBプランナーとしての役割も果たし、エコ住宅の普及に努める姿勢です。今後の動きにも注目です。