参加者が共に学ぶ新感覚の読書会
2024年2月1日、東京都中央区にある人事図書館で、特別な読書イベント《ABD読書会『Learn Better』》が開催されました。このイベントは、株式会社Trustyyleが運営する人事図書館の取り組みの一環で、メンバー限定のイベントとして実施されました。
ABDとは何か
ABDとは『アクティブ・ブック・ダイアログ』の略で、グループでの対話型読書法です。このメソッドは、一般社団法人アクティブ・ブック・ダイアローグ協会が提供するもので、読書が好きな人も苦手な人も、能動的に本を読む体験を得ることができます。具体的には、1冊の本を参加者が分担しながら読み、まとめ、共有し、最終的には対話を通じて理解を深めます。
イベントの流れ
この読書会では、参加者が『Learn Better』という本を通じて、学び方についての意見を交わしました。プロセスは以下の通りです:
1.
読書する本の選定: 参加者が興味を持つ本を選定します。
2.
分担して読書: 各自が役割をもって本を分担し、短時間で読み進めます。
3.
内容のまとめ: 読んだ内容をグループでまとめます。
4.
発表と共有: 各自の理解を発表し、全体での共有を行います。
5.
対話と気づきの深掘り: 発表後は、参加者同士が対話を通じて気づきを深めます。
このプロセスにより、参加者は本の内容を深く理解し、互いに学び合うことで新たな関係性を築くことができました。
人事図書館の意義
人事図書館は、2014年4月に設立され、各種人事関連の書籍や500名以上の会員を有するコワーキングスペースです。その運営方針は、完全に匿名のメンバー間で営業禁止のルールを設け、安心してコミュニケーションが取れる環境を提供しています。このイベントを企画したハルさんも、人事図書館のメンバーの一人であり、彼の熱意がこのイベントを実現に導きました。
今後のイベント
『学び方』についての対話を通じて、参加者は自己のスキル向上に繋がる気づきを得たようです。人事図書館では、今後もさまざまなテーマに基づいてイベントを開催していく予定です。興味のある方は、ぜひ公式ウェブサイトで最新情報を確認してください。
参考文献
今回のイベントで取り上げた『Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ』は、アーリック・ボーザー著、2018年に英治出版から出版された本です。この書籍では、子ども時代に学習障害を抱えた著者が、様々な研究や専門家の意見を基にした学びの本質について語っています。現代に求められるリスキリングやアップスキリングをテーマに、多くの参加者の共感を呼びました。
毎回新しい発見があるこのABD読書会。今後も参加者を待ち望むこの企画が、メンバー間での更なる学びの場として発展していくことを期待しています。