次世代のアート・クリエイターを育成する「TMT ギア」プロジェクト開始

「TMT ギア」プロジェクトで次世代クリエイターを探せ！

東京芸術劇場が2024年12月からアート・クリエイターを対象とした新たな育成プロジェクト、「TMT ギア」の募集を開始します。このプロジェクトは、舞台芸術や音楽の分野で次世代のクリエイターを育成し、彼らが新たな表現を追求できる場を提供することを目的としています。

プロジェクトの概要

「TMT ギア」とは、未来を切り拓くアート・クリエイターたちに、必要なスキルや知識を身につけるための「ギア」を提供するという意味が込められています。次期芸術監督である演劇作家の岡田利規氏と指揮者の山田和樹氏がメンターとして、芸劇内外でのクリエイションや海外でのリサーチ機会を通じて、参加者を支援します。

応募の条件と支援内容

対象

芸術表現に興味があり、特に演劇やダンスなどの分野で自らの作品創造に意欲的な方を対象としています。国際的な活動に強い志向がなくても、アートに熱意を持つ方の応募を歓迎しています。

支援の内容

- クリエイションおよび公演実施にかかる経費（会場提供も含む）
- オン・ジョブ・トレーニングや海外リサーチにかかる費用
- メンターによるアドバイスとサポート

この全てのサポートは、芸劇が持つ豊富なリソースを活用し、参加者が自己表現を磨くために設けられています。

応募期間

応募は2024年12月2日から2025年1月5日まで。若干名を募集するため、興味のある方はお早めにご確認ください。

メンターからのメッセージ

岡田利規氏は「国際的なフィールドで活躍するクリエイターを育てることが目的ですが、それだけが目指すところではない」と語り、アートに対する普遍的な理解を深めることを重視しています。山田和樹氏も「人材は縁や出会いによって育まれるものであり、この機会を通じて多くの応募を歓迎したい」と期待を寄せています。

このプロジェクトは、ただの育成プログラムではなく、参加者にとっての新たな出発点となることを目指しています。情熱的でユニークな視点を持つ若きアート・クリエイターたちからの応募を楽しみにしています。