分散型3Dプリンティング
2025-12-26 13:30:26

国内製造の新時代!「PrintHub」が開く分散型3Dプリンティングの未来

日本初の分散型3Dプリンターファーム「PrintHub」始動



APPLE TREE株式会社は、このたび名古屋工芸と協力して新たに分散型3Dプリンターファーム事業「PrintHub」をスタートさせました。このプロジェクトは、日本全国に3Dプリンターを分散配置し、各地でのオンデマンド製造を実現することを目的としています。

1. PrintHubの魅力



PrintHubは、複数の3Dプリンターをネットワーク型で集中管理することで、部品や製品の即時生産を可能にします。これにより、従来必要だった金型や大型射出成形機を使わず、デジタルデータから直接製造できるのが特徴です。これにより、低コストで短納期、少ロット生産にも柔軟に対応できるため、国内外で注目を集めています。

2. 第一号拠点と運用形態



PrintHubの第一号拠点は、名古屋を中心に最大120台のBambu Lab製3Dプリンターが稼働予定で、2026年春から本格的に運用されます。これにより、「必要なものを、必要なときに、必要な数量だけ作る」というJust In Time型の製造プロセスが採用されます。

さらに、少人数で運用できるように設計されているため、人手不足の課題にもしっかり対応。製造現場での持続可能な生産体制を目指します。

3. 名古屋工芸との協業



このプロジェクトは、節句人形資材を取り扱う有限会社名古屋工芸との協業によって進められています。同社は、自動車関連廃材を原料としたフィラメントの製造から3Dプリントまで一貫して行い、サステナブルな素材利用や高付加価値化を目指して製造の可能性を探ります。

APPLE TREEは、3Dプリンターの提供とマーケティングノウハウを活用し、PrintHubを通じてこの新しい製造モデルの社会実装を図ります。

4. クリエイターと企業の強力な支援



PrintHubでは、さまざまなニーズに対応した製造が可能で、個人のクリエイターにとってもイベント用の造形物や小ロットの量産外注先として利用できるほか、企業向けには試作や補修部品、短納期対応部品の製造が行えます。

従来の製造プロセスでは難しかった少量・多品種・短納期にしっかりと対応できる選択肢を提供し、新しいものづくりのかたちをグローバルに広げていきます。

5. 分散型ものづくりの未来



工業革命以降、製造は一極集中が主流となりましたが、技術の進化によって地域に根ざした分散型生産が可能になっています。PrintHubは製造拠点を分散配置し、物流や環境負荷の軽減や地域産業の活性化を目指しています。将来的には、インターネットで製品を購入するのではなく、「データを購入し、近くで作る」という新しいものづくりの形が広がるでしょう。

6. 今後の展望



APPLE TREEはPrintHub事業を通じて、全国各地に分散型3Dプリンターファームを設立する長期ビジョンを掲げています。これにより、誰もが必要なときに、必要な場所でものづくりにアクセスできる社会の実現に向けて、さらなる展開を進めていく予定です。


画像1

画像2

画像3

会社情報

会社名
APPLE TREE 株式会社
住所
大阪府大阪市中央区本町4-3-9 本町サンケイビル 18階
電話番号
06-6710-9061

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。