「ハレの日いまり」特別な時間を楽しむ新しい発信

伊万里市の新たな取り組み「ハレの日いまり」

佐賀県伊万里市は、鉱山藩窯大川内山の開窯350周年を背景に、SNSを活用した新たな情報発信を開始しました。9月30日から、TikTok、YouTube、Instagramにおいて、伊万里の魅力を伝えるショート動画シリーズを公開しています。

この取り組みは、伊万里市が持つ伝統工芸である「鍋島藩窯大川内山の陶磁器」とリニューアルした「道の駅伊万里（伊万里ふるさと村）」をテーマにし、特別な一日を過ごしたいという気持ちを喚起する「ハレの日いまり」を合言葉に掲げています。

鍋島藩窯大川内山の魅力

江戸時代、鍋島藩の御用窯に由来する大川内山は、長い歴史を誇る焼き物の里です。現在でも約30の窯元がその技と美を受け継ぎながら、職人たちの手によって美しい焼き物が生み出されています。お爺さんの代から受け継がれる技術で、繊細な絵付けや美しい藍色が特徴の鍋島焼は、将軍家への献上品としても高い評価を受けています。

動画では、職人の技術や焼き物の魅力を視覚的に伝えており、観光客はその美しさや魅力を存分に感じることができます。さらに、石畳の美しい町並みを歩きながら、ろくろ体験や絵付け体験を行うこともでき、多くの観光客を引き付けるでしょう。

道の駅伊万里「伊万里ふるさと村」

伊万里市にある「道の駅伊万里」は、地元の特産品を楽しめる場所としても人気です。リニューアルにより、特産館では新鮮な野菜や果物、伊万里牛などが陳列され、お土産の購入だけでなく、飲食スペースで軽食を楽しむことができます。また、屋外には遊具もあり、ファミリー層にとっても楽しいスポットです。

シーズンごとのフルーツ狩りも楽しめ、甘い伊万里梨や濃厚なぶどうを体験できます。特に、夏から秋にかけて行われるフルーツ狩りは、子どもから大人まで楽しめるフレッシュな体験として、観光客にも好評です。

特別な日を彩るイベント

伊万里市では、ショート動画の発信に加えて、年間を通じて地域の魅力を体験できるイベントも設けています。2025年に開催予定の「鍋島藩窯秋祭り」や「Cygames presents 伊万里湾大花火2025」など、訪れる人々に地域の伝統や文化に触れる機会を提供します。

特に、伊万里湾で行われる花火大会は、壮大な景観の中での花火の演出が魅力的で、地元住民や観光客が一体となって楽しむことができます。さらに、「イマリ・キャンドル・クリスマス」のような冬のイベントでは、幻想的な光の演出とともに、地元の文化やアートに触れることができ、訪れる人々に感動を与えます。

まとめ

伊万里市は、その豊かな自然と歴史文化が共存する地域です。特に、鍋島藩の焼き物や美しい自然に囲まれた観光スポットは、訪れる人々に感動を提供します。「ハレの日いまり」という合言葉のもと、特別な一日を過ごすためにぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。それぞれの場所で新たなストーリーを見つけることができる伊万里は、訪問者にとって魅力的な旅行先であること間違いありません。