コカ・コーラと木下賞
2024-10-23 22:49:19

コカ・コーラ、リサイクルPETボトルで国内最軽量を達成し木下賞受賞

コカ・コーラ、リサイクルPETボトルで国内最軽量を達成



日本コカ・コーラ株式会社(以下、コカ・コーラ社)は、このたび「第48回木下賞」において、100%リサイクルPETボトルを活用した「コカ・コーラ」(500ml)が評価され、改善合理化部門賞を受賞しました。この受賞は、同社が推進するサステナビリティ施策の一環として取り組んできた容器の軽量化が実を結んだものです。

容器軽量化の技術的背景



コカ・コーラ社は、東洋製罐株式会社と連携して、容器の軽量化に向けた先進的な技術を採用しています。特に、「高延伸・底部軽量化」という手法を用いて、従来のPETボトルよりも9%少ない樹脂を使用し、容器の重さを23gから21gに削減しました。この技術の開発には8年という長い期間がかかり、専用のプリフォームや成形条件の最適化を通じて、底部の形状を改良しました。

100%リサイクルPETを用いても同様の品質を維持できるよう、成形条件を見直したことが、今回の受賞につながりました。なお、軽量化された製品は2023年2月より、順次関東エリアでの販売が開始されています。

コカ・コーラのボトルの歴史



「コカ・コーラ」の象徴的なコンツアーボトルは、1915年に開発されました。この独特のデザインは、視覚だけでなく触感でも認識できることをコンセプトにしており、以降100年以上にわたり、多くのアートやデザイン、ポップカルチャーへと影響を与えてきました。

2021年以降、コカ・コーラ社はサステイナビリティをさらに重視し、100%リサイクルPETボトルやラベルレスボトルを採用するなど、環境への配慮を強化しています。このように、伝統ある商品に新たな価値を加え、進化し続けているのです。

木下賞について



木下賞は、日本包装技術協会の創設者、故・木下又三郎氏の業績を記念して開始された表彰制度です。1977年から毎年、包装における革新的な研究や改善に寄与した個人や団体に対して授与されています。本賞は、包装技術の発展を後押しする重要な役割を果たしています。

資源削減への取り組み



コカ・コーラシステムは、今後も製品の品質を保ちながら、容器の性能を向上させつつ資源の削減に取り組む方針です。環境への負担を軽減し、再利用可能な資源の循環を促進することは、持続可能な社会を実現するために欠かせない要素です。

まとめ



コカ・コーラ社の新たな取り組みは、サステナビリティを重視する現代社会において重要な一歩です。軽量化されたリサイクルPETボトルは、環境保護とともに優れたデザインが融合した一品として、多くの消費者に支持されていくことでしょう。


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会社情報

会社名
日本コカ・コーラ株式会社
住所
東京都渋谷区渋谷4-6-3
電話番号
03-5466-8000

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