日本企業の従業員エンゲージメント改革に向けた新たな一歩
日本企業の従業員エンゲージメントが国際的な水準に達していない現状を変えるべく、株式会社U-ZEROが新たにSaaS型AIソリューションを展開します。代表取締役社長の三村真宗氏は、企業における働きがい向上のための知見と経験を活かし、2025年5月にこのサービスを正式に提供開始します。
エンゲージメントの現状と必要性
ギャラップ社の調査によると、日本の従業員エンゲージメント率はわずか5.2%で、国際平均の23%を大きく下回ります。この数値は、129ヵ国中122位という低さを示しており、日本企業にとって重要な課題であることが明らかです。
従業員エンゲージメントの向上は、企業の競争力を高め、持続的な成長を実現するために不可欠です。
企業は、社員が成長を実感し、働きがいを感じられる環境を整える必要がありますが、現在の調査では64%が声が経営に届いていないと回答し、67%が組織内でのコミュニケーションに課題を感じています。
U-ZEROのアプローチ
株式会社U-ZEROは、三村氏が手がけた「働きがいのある会社」ランキングでの成功経験を基に、従業員エンゲージメントを向上させるための新たなアプローチを取ります。
独自のAIソリューションやコンサルティングサービスを通じて、三つの軸、「経営」「文化」「従業員」において戦略を展開します。
1.
従業員のフィードバック収集と分析
- AIを使用して継続的に従業員の声を収集し、経営層に迅速にフィードバックを提供。これにより、意思決定の効率を向上させます。
2.
働きがい向上のための実践的ノウハウの提供
- 組織文化を変革するための具体的なアクションプランを提供し、企業文化の進化を促します。
3.
体系的なエンゲージメント向上施策
- エンゲージメント施策を経営戦略に組み込むことで、組織全体にカイゼンをもたらします。
クラウドサービスの具体例
2025年5月に提供が開始される「U-ZEROエンゲージメントスイート」では、以下のクラウドサービスが用意されています:
- AIインタビュアーによる質問で従業員の声を収集し、組織の強みや課題を可視化するサービス。
- 組織間の課題を明らかにし、組織の壁を解消するのに寄与します。
- フィードバックの活発度を可視化し、改善点を示します。
- 従業員のメンタルヘルスを早期に分析するためのサービス。
今後の展開とイベント
U-ZEROでは、今後も企業や外部サービスとの連携を強化し、さらなるサービスの充実を図っていく予定です。また、U-ZERO初の人事部門向けイベント「U-ZERO DAY 2025」を、2025年5月22日にTODAホールで開催します。このイベントでは、エンゲージメント向上に関するさまざまな情報を共有します。
代表のメッセージ
三村社長は、少子高齢化や労働人口の減少といった社会的な課題に対し、ヒトという経営資源の重要性が高まっていると述べています。「従業員のエンゲージメントは、企業の成長に直結する」との認識をもとに、U-ZEROは企業の持続的成長をサポートすることを目指しています。
株式会社U-ZEROは、従業員エンゲージメント改革を通じて日本の企業が抱える課題を解決し、すべての働く人が幸福でやりがいのある環境を提供することが使命です。