立命館大学とローランドのコラボレーションが実現
立命館大学アート・リサーチセンター(以下ARC)とローランド ディー.ジー.株式会社が手を組み、2025年6月1日に開催される「衣笠アートヴィレッジ フェスティバル」で特別な体験プログラムを提供します。このイベントは、立命館大学の創立125周年を祝うもので、「五感を使って京都とアートを楽しむ一日」がテーマとなっています。
酒呑童子絵巻の魅力
このコラボレーションでは、ARCが復元・所蔵するW.S.ビゲロー本「酒呑童子」を使って、来場者が特製のオリジナル・ステッカーを製作するユニークな企画が実施されます。具体的には、業務用インクジェットプリンター「VersaSTUDIO(バーサスタジオ)BN2-20」を駆使し、源頼光の人物画に参加者の顔写真を組み合わせたステッカーを現場でその場で作成、プレゼントします。これにより、訪れた方々は、自分自身を歴史的作品の一部として体験できることでしょう。
普段触れられない文化財との出会い
当日は、子供から大人まで楽しめる多彩なアートに関するプログラムが用意されています。立命館大学アート・リサーチセンターの担当者である中村太一氏は、「デジタル技術を活用して文化を発信する意義」を強調し、この取り組みが多くの人々に日本の貴重な文化財を体験する機会を提供することを目指しています。
文化財の保護と伝承
ARCは1998年に設立され、考古学や美術、工芸などの人類文化財に関する調査・分析、研究成果の記録や発信を行っています。そのデジタルアーカイブは、日本の文化財を守り、次世代へと継承するための重要な支援をしています。立命館大学の赤間亮教授は、「歴史的な作品をユニークな体験を通じて紹介し、その魅力を広めたい」と述べ、このコラボレーションには新たな可能性を感じています。
新たな学部の設立
また、立命館大学では2026年4月に新たにデザイン・アート学部とその研究科を設立予定です。この学部ではアートとデジタル、伝統と革新の境界を越えた新しい表現を模索しようとしています。こうした取り組みが、より多くの人々へのアートの裾野を広げることにつながるでしょう。
参加を呼びかけ
この革新的な試みを通して、ローランドは新しいアートの見せ方や楽しみ方を提供し、みんなが創造する楽しさを体験できる場を生み出すことを目指し続けています。ぜひ皆様もこの機会に足を運び、酒呑童子絵巻の魅力を存分に楽しんでください。
イベント概要
- - 名称: 衣笠アートヴィレッジ フェスティバル
- - 開催日時: 2025年6月1日(日)10:00~17:00
- - 会場: 立命館大学衣笠キャンパスおよび京都・衣笠周辺エリア
- - お問い合わせ: 立命館大学 衣笠キャンパス 地域連携課(075-465-8149)
- - 公式サイト: 衣笠アートヴィレッジ フェスティバル
立命館大学アート・リサーチセンターの役割
ARCは、日本のデジタル・ヒューマニティーズにおける重要な研究拠点として、多くの文化資源を蓄積し、国際的な共同研究も推進しています。その目的は、文化を継承し、より多くの人々に届けることです。また、今後も文化財保護のために新たな技術を導入し、未来に向けた新しいアートの形を提案することでしょう。
この特別なイベントにぜひお越しください!