明治大とCCCMKの共同研究
2025-03-10 14:50:42

明治大の加藤講師とCCCMKの共同研究が国際学会で発表

経済と倫理の架け橋:エシカルフードの未来



研究の紹介


昨今、エシカル消費が社会的なトレンドとして注目されています。この流れに乗って、CCCMKホールディングス株式会社が展開する「V みんなのエシカルフードラボ」と明治大学の加藤拓巳専任講師との共同研究が、アメリカ・マーケティング協会(AMA)学術会議や国際シンポジウムで発表の機会を得ました。この研究は、エシカルな商品が消費者にどのように受け入れられ、価値を創出できるかを探るものです。

共同研究の背景


「V みんなのエシカルフードラボ」は、エシカル商品の消費者価値を明らかにするために、Vポイントの購買データや各社の事例を分析し、情報を発信しています。2024年からは食のサステナビリティフォーラムを開催し、エシカル消費を促進する情報交換の場を提供する予定です。

アンケート調査


加藤講師と共に実施された共同研究では、V会員約4000名を対象としたアンケート調査を行い、エシカル要因を消費者の価値に転換するためのコンセプトの開発や実証を進めました。研究の結果は、様々な業種・業界からのステークホルダーと共有され、エシカル商品の開発における意義についてのディスカッションが行われました。

研究の成果


研究の結果、エシカル商品の購入に前向きな態度がある消費者が、実際に商品を手に取る機会は限られていることが明らかになりました。この要因として、社会的望ましさバイアスや消費者価値が不明瞭であることが挙げられます。この問題を解消するため、エシカル要因を消費者の利己的な動機に関連付けるコンセプトを開発しました。具体的な事例として、労働条件をテーマにしたエシカルチョコレートでは、従来の「貧困・児童労働問題解決」から「労働条件の良さ」が商品の魅力を高めることが証明されました。

食品業界への影響


さらに、アニマルウェルフェアに関する商品の訴求方法も実証が行われ、「放牧肉」や「平飼い卵」などの直接的なアピールよりも、「運動量が多く、肉の脂肪分が少ない」といった商品特性に焦点を当てた方が、消費者評価が向上することが示されました。これは食品業界にとって、今後のマーケティング戦略において重要な示唆です。

未来に向けての展望


今後、CCCMKホールディングスは、生活者やメーカー、流通を含むあらゆるステークホルダーと協力し、エシカルフードがさらに社会に浸透するよう努めていく考えです。エシカル商品の開発は、単なるビジネス戦略を超えた社会的意味を持ちます。

「V みんなのエシカルフードラボ」は、未来の食の循環を創り出す一翼を担うことを目指しており、持続可能な社会の形成に向けて邁進しています。


画像1

会社情報

会社名
カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
住所
東京都渋谷区南平台町16-17渋谷ガーデンタワー
電話番号
03-6800-4464

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。