エウダル・セラとアイヌ文化が織りなすアートの世界
国立アイヌ民族博物館(北海道白老町、館長:野本正博)は、特別展示「カタルーニャの彫刻家エウダル・セラとアイヌの出会い」を2026年1月20日から3月29日まで開催します。この展示は、北海道とスペイン・カタルーニャとの文化的交流を示す重要なイベントとして位置づけられています。
特別展示の背景と目的
国立アイヌ民族博物館は、カタルーニャ州政府日本事務所との共催で、アイヌ文化とカタルーニャのアートとの接点を探るための調査研究プロジェクトを進めてきました。プロジェクトでは、アイヌ関連資料の調査を行い、バルセロナに位置する民族学・世界文化博物館やアペル・フェノザ美術館に多くのアイヌ文化資料が所蔵されていることが確認されました。
さらに、2025年には「日本・カタルーニャ交流年」が予定されており、本展示はそのプログラムの一環として特別な意味を持ちます。
エウダル・セラのアートの旅
エウダル・セラ(1911-2002)は、1930年代にバルセロナで前衛芸術として知られる彫刻家として活躍し、その後1935年に日本に訪れました。彼は1948年まで日本に滞在し、日本の民藝運動に深く関わる中で、アイヌ文化にも強い関心を抱くようになりました。特に1947年には北海道への旅行が実現し、彼の手による彫刻や絵画、収集物は現在もカタルーニャで大切に保管されています。
展覧会詳細と関連講演会
展示は国立アイヌ民族博物館の1階エントランスロビーで行われ、来場者にはセラの作品を通じてアイヌ文化の魅力を体験する機会が提供されます。また、関連イベントとして講演会も計画されています。2月21日に行われるこの講演会では、以下の内容が予定されています。
- - 10:00~10:40 「カタルーニャにおけるアイヌ関連資料」 (講演者:カサド・パルド・ケラール)
- - 10:40~11:00 コーヒーブレイク(カタルーニャのスイーツも提供)
- - 11:00~12:00 「エウダル・セラとアイヌ民族」 (講演者:リカル・ブル)
参加申し込みは2026年2月18日まで受け付け、先着順での受付となります。この機会に、ぜひエウダル・セラのアートとアイヌ文化の融合に触れてみてください。
最後に
国立アイヌ民族博物館は、民族共生象徴空間「ウポポイ」の中に位置しており、アイヌ文化に関する理解を深めるためのさまざまな活動を行っています。今後のプログラムやイベント情報は、公式ウェブサイトで随時更新されますので、ぜひチェックしてください。