法人向けD2Cカスタムアパレルの新提案

D2Cカスタムアパレルの新時代を迎える

株式会社paintory（ペイントリー）は、岡山県津山市に本社を構える企業で、個々のニーズに応じたカスタムアパレルの制作を行っています。近年、ファッションの多様化が進み、消費者が個々の好みに合わせた商品を求める中で、同社のサービスはさらなる注目を集めています。その中でも特に注目すべきは、アパレルブランド「JANE & THE HEARTBREAKERS」との提携です。

画期的な法人向けサービスの提供

paintoryは、自社のプラットフォーム「paintory.com」を通じて、個人や法人が1着からカスタムアパレルを注文できるサービスを展開しています。2024年11月からは、この法人向けサービスが、渡辺真史氏によるアパレルブランド「JANE & THE HEARTBREAKERS」にも導入されることが決定しました。この提携により、「L/S PRINTED CREW NECK SWEAT SHIRT “GENE” GRAY」というアイテムが、顧客の注文に応じて1着から生産・販売されるようになります。

この取り組みの特徴は、受注生産方式です。従来の在庫を抱えるモデルではなく、顧客のニーズに応じた生産を行うことで、過剰在庫を軽減し、持続可能なアパレルビジネスを実現します。

サプライチェーンの一元化

従来のアパレルビジネスでは、生産量の見込みに基づいたビジネスモデルが主流でした。しかし、これに伴う在庫リスクや、消費者の多様化するニーズに応えきれない場合も多々見られました。そこでpaintoryは、D2Cカスタムアパレルのサプライチェーンを一元化するサービスを開始。企画から販売、物流までのプロセスをデジタル化し、シームレスに繋げることで、ブランド側の負担を軽減しています。

品質と持続性の両立

JANE & THE HEARTBREAKERSは、渡辺真史氏が手がける「BEDWIN & THE HEARTBREAKERS」のディフュージョンラインとして、デジタルコラージュを基にした新しい世界観を展開しています。今回、paintoryの法人向けサービスを採用することで、在庫リスクを無くしながらも、高品質なアイテムを顧客へ提供することが可能になります。そして、顧客の注文情報はAPIを通じてpaintoryに自動で送信され、生産作業が迅速に開始されます。このため、顧客が求めるタイミングで商品を受け取ることができるのです。

今後の展望

現段階では、ひとつのアイテムが受注生産として提供される運びとなっていますが、今後はさらに多くのアイテムをこのモデルに移行する予定です。paintoryは、利便性の高いD2Cカスタムアパレルを普及させるために、法人向けサービスの機能向上を目指し、さらなる充実を図ります。未來のファッションシーンにおいて、同社のアプローチがどのように展開していくのか、ますます期待されます。