RP2350取扱開始
2025-06-02 11:38:02

マウザーが新たにRaspberry PiのRP2350を取り扱い開始、性能向上のマイクロ・コントローラ登場

マウザーが新たに取り扱いを開始したRaspberry PiのRP2350



マウザー・エレクトロニクス(以下、マウザー)は、新しいマイクロ・コントローラ「RP2350」の取り扱いを開始しました。これは、イギリスのRaspberry Piが開発したもので、人気を博した「RP2040」を基にした製品です。RP2350は、業界で求められる高い性能とセキュリティ機能を併せ持ちながら、リーズナブルな価格設定を実現しています。

RP2350のスペックと機能


RP2350は、150MHzのデュアルArm® Cortex®-M33プロセッサを搭載し、高度な浮動小数点演算とDSP命令に対応するHazard3 RISC-Vコアを二つ備えています。このデュアルアーキテクチャは、開発者がソフトウェアやオンチップのOTPメモリをプログラムすることで柔軟に選択できる点が特徴です。これにより、様々な用途に応じた高度なセキュリティと性能が提供されます。

RP2350は、産業用オートメーションから民生用電子機器まで幅広く利用可能で、高性能なコアプロセッサ、大容量のオンチップSRAM、プログラマブルI/Oのサブシステムを融合させることで、強力な処理能力と柔軟なインタフェースを実現しています。また、コスト重視の大量生産品にも適しています。

踏み込んだ新機能


次に、マウザーが扱うRP2350の関連製品として挙げられるのが「Pico 2」マイクロ・コントローラ・ボードです。Pico 2は前モデルよりも大幅に性能が向上し、コアクロック速度がより高くなり、メモリも倍増しています。さらに、このモデルでは強力なArmコアとオプションのRISC-Vコアを組み込んでいます。これにより、開発者は安定したサポート環境の中でRISC-Vアーキテクチャを試すことができるようになります。

Pico 2は、RP2350に4MBのオンボードQSPIフラッシュメモリを加えたことで、より大きなストレージ容量を持っています。これにより、コードやデータの保存がより容易になりました。プログラミングに関してもC/C++およびPythonの両方がサポートされており、2.4GHzの802.11n無線LANやBluetooth® 5.2搭載のワイヤレスモデル「Pico 2W」も提供されています。これにより、IoTやスマートデバイスの設計においても幅広い対応が可能です。

最新情報の取得方法


RP2350の詳細は、マウザーの公式サイトで確認できます(こちら)。また、マウザーの最新ニュースや新製品情報については、同社のニュースルームをご覧ください。

マウザーは、グローバルな正規代理店として、最新の半導体や電子部品を取り揃え、さらに、高度なテクニカルリソースを提供しています。多言語・多通貨に対応したウェブサイトでは、680万点以上の製品を掲載しており、また、世界28ヵ所のサポート拠点にて、現地に即したサポートを提供しています。

まとめ


新たにラインアップに加わったRP2350マイクロ・コントローラは、マウザーの技術力と提携メーカーの最新のイノベーションを反映した製品です。エンジニアの皆さまに向けて、ぜひこの機会にRP2350の導入を検討してみてはいかがでしょうか。最新の技術情報や製品トレンドについても、マウザーの無料eニュースレターを通じてご確認ください(登録はこちら)。


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会社情報

会社名
Mouser Electronics, Inc.
住所
1000 N. Main StreetMansfield, TX 76063-1514 USA
電話番号

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