魚乃目三太 最新作『月かけごはん』が始まる!
2024年7月26日、株式会社新潮社が発表した新しいWEB漫画誌『コミックバンチKai』にて、人気漫画家・魚乃目三太の最新作『月かけごはん』が連載スタートします。
この作品は、元ヤクザの男性と毒親による抑圧から逃れてきた孤独な少年との交流を描いたヒューマンストーリーで、読者に心温まる感動を届けることを目指しています。
あらすじ紹介
物語は、元ヤクザの甲野玄太が刑務所から出所し、再び社会に戻るところから始まります。彼は数十年の刑期を経て、出所後の生活を始めるものの、世の中は彼が知っていたものとは全く異なっており、彼はその変化に戸惑いを隠せません。
甲野は保護司の助けを借りて住む場所や仕事には恵まれますが、周囲からの好意が不安で、1日も早く自立することを目指します。しかし、前科持ちで家族も友人もいない彼が普通の生活を送るのはなかなか厳しい現実。そんな彼の心を癒やす唯一の楽しみが「食事の時間」でした。限られた予算で工夫を凝らした、質素ながらも温かみのある料理を作ることが彼のささやかな幸せになっています。
そんなある日、甲野の前にお腹を空かせた少年が現れます。少年はどうやら泊まる場所もなく、孤独な日々を送っているようです。彼の存在が甲野にどのような影響を与えるのか、二人の関係はどのように変わっていくのか、物語は彼らの出会いを通じて徐々に深まっていきます。
魚乃目三太について
著者の魚乃目三太は、1975年に奈良県で生まれた才能豊かなマンガ家です。1998年に大学卒業後に建設業に従事した後、漫画の道へ方向転換し、2007年に『島之内ファミリー』と『コミック ホームレス中学生』でデビューを果たしました。その後、家族や食をテーマにした作品を数多く連載し、特に「思い出食堂」などが高く評価されています。
代表作には、『戦争めし』や『ちらん-特攻兵の幸福食堂-』などがあり、彼自身の経験や思いが込められた数々の食マンガが、多くの読者の心を掴んでいます。
まとめ
『月かけごはん』は、前科者の元ヤクザと孤独な少年が「食」を通じて深まっていく絆を描いた心温まる物語です。日常の中に潜む小さな幸せを見つけ出す彼らの姿に、多くの人が感動することでしょう。ぜひ、コミックバンチKaiで連載の第一話をチェックしてみてください。
新たなヒューマンストーリーの誕生に期待が高まります。