愛犬の防災準備
2021-03-08 12:44:16
愛犬と防災:東日本大震災から学ぶ飼い主の準備状況
愛犬と防災:東日本大震災から学ぶ飼い主の準備状況
2021年は、未曾有の災害をもたらした東日本大震災から10年を迎えました。この貴重な時間を踏まえ、それに関連する調査が行われました。それは、犬を飼う人々に向けた防災に関するアンケートです。調査が示した結果は、飼い主たちがいかに愛犬の安全を考えているのか、またはいかにその準備が出来ているのかを如実に物語っています。
調査概要
この調査は、2021年1月15日から2月23日までの期間に、全国の男女300名を対象にインターネットを通じて実施されました。調査者は、愛犬との避難準備についての意識と実行状況を明らかにするため、複数の質問を用意しました。
準備状況は約半数が「出来ていない」
驚くべきことに、災害時に愛犬と避難する際の準備が「まだ出来ていない」と回答した飼い主は約50%に達しました。また、「しっかりと準備できている」という意見はわずかに1割強にとどまりました。このことは、多くの飼い主たちが愛犬のための十分な準備がされていないという実情を示唆しています。
準備している内容
愛犬との避難準備をしている飼い主が挙げた内容としては、「水やフード」および「犬用キャリーバッグ」がほぼ同率で選ばれました。さらに、万が一のために「避難経路の確認」や「しつけの必要性」を感じている方もいましたが、準備が十分でないという声もありました。
防災準備への意識と課題
約3割の人が「何を準備すれば良いか分からない」と感じている一方で、半数近くが「準備が先延ばしになっている」と回答しています。このように実際には必要なものが何か、どこから手を付けるべきかを、それぞれの飼い主が模索している現状が浮かび上がりました。
愛犬家に伝えたい知見
調査には、実際に避難などで経験を積んだ飼い主たちの声も集められました。「ペット可能な避難所の確認」や「長期的なフードと水のストック」「お気に入りのオモチャを用意する」といった具体的なアドバイスは、準備の必要性を理解する上で重要です。特に、犬がストレスを感じやすい状況を考慮し、温かみのある避難環境を整えることが推奨されます。
エピソードから学ぶ教訓
また、実際に震災を経験した方々からは、避難所での苦労やトラブルに関する貴重な話も共有されました。過去の教訓から、愛犬と暮らす人々がどのように備えるべきか、さらにはどのように対処すれば良いのかを考えさせられます。いざという時、愛犬のために取るべき行動を知っておくことが大切です。
まとめ
今回の調査からは、愛犬と共に防災の準備をするために必要な意識と実行のギャップが浮き彫りとなりました。準備をしている人も多いですが、まだやっていない人もまた少なくないという現実を受け止め、それぞれが愛犬の安全確保のために行動を起こすことが求められています。東日本大震災から得られた教訓を現在に生かし、愛犬家としての責任を全うしていきましょう。
詳しい調査結果は『わんちゃんホンポ』のサイトでも公開されているので、ぜひ確認してみてください。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ピーネストジャパン
- 住所
- 東京都品川区東五反田1-21-10東五反田I-Nビル6F
- 電話番号
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03-3442-5566