Craifのがんリスク検査が愛知県からの支援を受ける
バイオAIスタートアップのCraif株式会社(東京・新宿区)は、愛知県が施行する「新あいち創造研究開発補助金」に選ばれました。この助成金を活用し、自宅で簡単に行えるポイントオブケアがんリスク検査の研究開発を進めることになります。
ポイントオブケア検査とは?
ポイントオブケア(Point of Care)検査は、患者が受ける医療行為や検査が、その場で行われるシステムです。従来の方法では、検体を検査室に送る必要があり、結果を待つ手間がありました。しかし、順調にはるかに短い時間で結果が得られるため、特に忙しい方々には大きなメリットがあります。
Craifの新たな挑戦
今回採択されたテーマは、「自宅で実施可能なポイントオブケアがんリスク検査の研究開発」です。Craifは、尿中マイクロRNAを解析する技術を用いて、「マイシグナル®」という製品を開発しました。この製品は、がんリスクを尿だけで判断することができるため、多くの医療機関やドラッグストアに導入され、利用されています。
従来型の検査では、検査結果が届くまでに時間がかかるため、特に愛知県の製造業に従事する方々の健康診断受診率が低迷していました。これに対処するため、Craifは、自宅での採尿後に30分以内に検査結果を得られるデバイスの開発を目指します。妊娠検査薬のように、すぐに結果がわかる方式を導入します。
早期発見の重要性
この新しいデバイスにより、多忙な人々が「まず自宅でがんリスクを確認する」という習慣を持つことが期待されています。これが精密検査への導線となり、がんの早期発見につながります。早期にがんが見つかれば、治療コストの抑制にも寄与するでしょう。
将来的には、愛知県での成功を基に全国へと展開し、同様の問題を抱える他の地域でも活動を広げていく計画です。
新あいち創造研究開発補助金について
この補助金は、愛知県の産業競争力強化の一環で、次世代の成長が見込まれる分野における研究開発を支援するために設けられました。特に、自動車や航空宇宙、ロボット分野に特化しており、愛知県のモノづくりの増産に大いに貢献しています。詳細については、愛知県の公式サイトで確認できます。
マイシグナルシリーズ
Craifが提供する「マイシグナルシリーズ」では、がんリスクを手軽に検査できます。これには、すい臓がんを含む10種類のがんリスクを評価する「マイシグナル・スキャン」、より簡単にがんリスクを確認できる「マイシグナル・ライト」、遺伝子を対象とした「マイシグナル・ナビ」、DNAダメージをモニタリングする「マイシグナル・チェック」が含まれます。どの検査も、体への負担が少なく、手軽に行えることが特徴です。
Craifのビジョン
Craifは2018年に設立され、がんの早期検出に特化したスタートアップ企業です。尿などから多様なバイオマーカーを高精度に検出する技術で、がんの早期発見、治療、復帰を目指します。「人々が天寿を全うする社会の実現」というビジョンのもと、バイオテクノロジーとAIを結びつけ、社会に貢献していきます。
詳しくは公式ウェブサイトを参照してください。
Craif公式サイト