「屑 屑kuzu kuzu」展の新たな試み
令和の時代において、日本の伝統文化である入浴文化を見つめなおす「屑 屑kuzu kuzu」展が、東京・千代田区にあるSTUDIO伽藍裡で開催されます。この展示は、檜創建が積極的に行っている一環として、世界的に活躍する設計事務所「小大建築設計事務所」とのコラボレーションにより実現しました。
展示の意図と内容
「屑 屑kuzu kuzu」は、普段は廃材として扱われる「鉋屑」を用いて、観客に「香り」と「柔らかさ」を直に体感してもらうというユニークな展示です。木材が持つ天然の魅力を活用し、まるで「木曽の森」にいるような心地よい体験を提供します。これは、日本の豊かな入浴文化を再生し、檜の持つ特性を多くの人に知ってもらうことを目的としています。
イベントの開催概要
この展示は、2024年11月29日から2025年3月31日までの期間中、毎日開催されます。時間は10:00から18:00まで、最終入場は17:30です。ただし、水曜日と日曜日は休館日となるのでご注意ください。また、予約優先で土曜・祝日は出入り自由となっており、多くの方々に訪れてもらえるような工夫がされています。
特別トークとレセプション
さらに、特別に設けられたトークイベントでは、小大建築設計事務所の代表である小嶋綾香氏が登壇し、建築と入浴文化についての興味深い話を聞くことができます。このトークは2025年1月31日に開催され、事前申し込みが必要です。申し込みは公式フォーマットを通じて受け付けており、締切は2025年1月23日となっています。
「小大建築設計事務所」のアプローチ
小大建築設計事務所は、東京と上海を拠点に活動し、固定観念にとらわれない独自の視点から建築をデザインしています。地域性や持続可能性を重視した設計を行い、現代社会のニーズに応じた空間を提案してきました。彼らの設計理念は、単に物理的な空間を提供するだけでなく、心の豊かさも享受できるようにすることにがあります。
結論
この「屑 屑kuzu kuzu」展は、単なる視覚的な体験だけでなく、私たちの生活に根ざした文化的な側面を再認識させる貴重な機会です。伝統的な入浴文化を未来へと引き継ぐために、ぜひ、多くの方に足を運んでいただきたいと思います。