口腔内環境と歯周病
2024-04-01 11:00:03
口腔内環境調査から浮かび上がった歯周病への懸念とケアの実態
口腔内環境調査から浮かび上がった歯周病への懸念とケアの実態
最近行われた全国調査によって、多くの人々が抱える口腔内のトラブルとその対策に関する実態が明らかになりました。口腔内環境についての意識は高まりつつありますが、実際のケア方法や通院頻度にはギャップが存在するようです。この調査では、20代から50代の男女を対象に口腔内の健康状態や歯周病に関する意識が探られました。
調査結果の要点
1. 歯周病の自覚症状
調査によると、25%以上の人が何らかの歯周病の症状を抱えていると回答しました。最も多かった症状は「口臭」で、次いで「歯ぐきが下がった」「歯がしみる」などが挙げられました。興味深いことに、約半数の人が歯周病の症状がないと答える一方で、実際には多くの人が無自覚であることがわかりました。
2. 将来への不安
調査参加者の50.6%が、将来的に歯周病のリスクを懸念しているとのことです。口腔内健康が全身の健康に影響を与えることが広く知られる中、安心して生活するためには、早期の対策が必要であると認識されています。特に「歯が失われる」「むし歯になる」といった懸念も多くの回答者から寄せられました。
3. ケア方法の実態
日常のケアについての質問では、昼食後に歯を磨かない人が約60%という結果が出ました。また、磨く際にデンタルフロスや歯間ブラシではなく、歯ブラシのみを使用する人が半数近くいたことも明らかになりました。このことから、より効果的なデンタルケアの知識や習慣の浸透が求められています。
4. 歯医者への通院頻度
通院頻度に関する回答では、約3人に1人が「3年に1回以下」と答えており、定期的な受診が行われていないことがわかりました。その中で「定期的に通う」という人は52.8%に留まり、バランスが取れていない現状が見えました。主な通院目的としては「予防歯科」が44.4%と最も多く、その後に「むし歯治療」や「歯周病治療」が続きました。
口腔内フローラの重要性
最近は「口腔内フローラ」という言葉も耳にする機会が増えてきました。調査では、42.4%の人がこの存在を知っている一方で、その影響や陰性菌の役割について理解している人は少数派でした。口腔内フローラの状態が悪化すると、歯周病やむし歯、口臭などを引き起こす要因となります。このため、フローラケアという新しい観点からのオーラルケアの重要性が高まっています。
まとめ
サラヤ株式会社が提供する「クルクリン PGガード デンタルペースト」は、この口腔内フローラを整えることで歯周病やむし歯、口臭を予防することを目的とした製品です。2024年3月にはリニューアル発売を予定しており、より効果的なオーラルケアをサポートします。
口腔内の健康は全身の健康にも関わるため、適切なケアと理解を深めていくことが、今後の私たちに求められる課題となるでしょう。各自が自己管理の意識を持ち、日々のケアに向き合うことが大切です。
会社情報
- 会社名
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サラヤ株式会社
- 住所
- 大阪市東住吉区湯里2-2-8
- 電話番号
-
06-6797-3111