従業員のエコアクションを通じて脱炭素社会へと導く取り組み

NTT ComとNTTコムウェアの脱炭素への新たな挑戦

NTTコミュニケーションズ株式会社（NTT Com）とエヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社（NTTコムウェア）は、2023年7月25日より「従業員参加型エコアクションチャレンジ」（通称：ONE TEAM CHALLENGE）を開始しました。このプログラムは、一人ひとりのエコアクションを通じて脱炭素社会の実現を目指しています。これにより、環境への意識を高め、具体的な行動を促進することを目的としています。

背景

脱炭素社会の実現が求められる現代において、企業にとってCO2排出量の削減は重要な課題となっています。日本におけるカーボンフットプリント約60%が家庭や個人の消費に起因することから、企業単体の取り組みだけでなく、従業員一人ひとりの意識と行動も必要不可欠です。しかし、従業員個々のエコ意識には限界があり、対策が十分に講じられていないのが現状です。

これを受けて、NTT ComとNTTコムウェアは、CO2排出量の可視化と分析を通じて、従業員が自身の環境行動を認識しやすくし、行動を変えるきっかけを提供しています。2022年11月には、全従業員2万5,000人を対象にした「力を合わせて二酸化炭素削減チャレンジ」により、2万kg以上のCO2を削減し、従業員の環境意識向上に成功しました。

ONE TEAM CHALLENGEの概要

1. プログラム詳細

- 募集対象: 企業の従業員の環境配慮行動を促進したい企業
- 募集期間: 2023年7月25日から8月25日
- 実施期間: 2023年7月25日から9月30日までの間に任意設定する21日間
- 参加費用: 無料

2. 目的と効果

参加企業の従業員はアプリケーションを利用し、自らのエコアクションによるCO2削減を確認できるため、脱炭素につながる取り組みが「自分ごと」として捉えられます。企業はこのデータを分析することで、自社の現状を理解し、効果的な環境行動を計画することが可能になります。

このようにして、個々の従業員が変わることで、企業全体の環境への取り組みが活性化し、さらには社会全体への波及効果が期待されます。

各社の役割

NTT Com

NTT Comは「Green Program for Employee」を無償提供し、従業員が日常的に取り組むことのできるエコアクションを促進します。

NTTコムウェア

NTTコムウェアは、各企業の環境データを分析し、CO2削減の相対的な効果を視覚化します。これにより企業間競争を生み出し、より多くの企業が環境活動に取り組むことを促進します。

今後の取り組み

今後も、さまざまな業界と連携し、環境行動データを基に新しい取り組みを進めていく予定です。人々の生活から排出されるCO2を減らすため、日常生活を意識しながら行動することが求められています。このONE TEAM CHALLENGEが、多くの企業に広まることで、持続可能な社会の実現に寄与することを目指します。