チューリッヒ保険が大阪で始めたボランティア植樹活動
2024年4月から、大阪府豊能郡能勢町において「アドプトフォレスト制度」に参加するチューリッヒ保険会社が、実践的な環境保護活動を行いました。昨年11月、同社の大阪オフィスの社員とその家族35名が「チューリッヒの森」にて、100本のクヌギ苗を植樹し、獣害対策としてネットを設置しました。この取り組みは、森林の保全や地域活性化を目指す重要な一歩となることが期待されています。
準備と協力の輪
このプロジェクトは、大阪府森林組合や能勢町役場、NPO法人日本森林ボランティア協会の支援を受けて進行しました。参加者は、実施の1か月前から準備に取り組み、活動日においても植樹方法の説明を受けるなど充実したサポートを受けました。
参加した社員からは、「現地で体験し、森林保護の難しさを痛感した。成長を見届けたいと思った」とのコメントが寄せられました。また、子どもと参加することで、家族全体で環境問題について考える機会にもなったようです。皆さんが感じた思いは、地域とのつながりの大切さを改めて認識させるものでした。
能勢町での持続可能な活動
チューリッヒ保険は、今後5年間にわたり、能勢町での森づくり活動を実施します。この活動では、手入れが行き届かなくなった私有林を再生することを目指し、植樹や保護作業を通じて地域の自然環境をサポートします。また、大阪府森林組合にも業務を委託し、専門的な知見を取り入れながら活動を進める予定です。
責任を持った企業として
チューリッヒ・インシュアランス・グループ(以下、チューリッヒ)は「明るい未来を共に創造する」という理念のもと、2050年までに温室効果ガスのネットゼロを目指しています。気候変動問題への取り組みは、企業の社会的責任の一部として非常に重要視されています。
具体的には、YouTubeチャンネルを通じて気候問題を広く啓蒙したり、新たな自動車保険商品を提供するなど、多岐にわたるアプローチを試みています。また、日本国内でもさまざまな森林保全プロジェクトを実施し、地域社会とともに持続可能な未来への道を歩んでいます。
地域社会への貢献
チューリッヒは、社会への貢献を重視し、地域と連携した活動を通じてより良い環境づくりを目指しています。森林整備や植樹を通じて、地域住民の意識向上にも繋げ、未来世代へと自然を引き継ぐための架け橋となることを目指します。
このような取り組みを通じて、チューリッヒは持続可能な社会の実現に向けて着実に歩みを進めていくことでしょう。