埼玉県深谷市のアウトレットでLINEを活用した座席予約システムが導入開始

深谷市の新プログラムで食事が快適に

埼玉県深谷市にあるふかや花園プレミアム・アウトレットでは、イッツ・コミュニケーションズ株式会社と三菱地所・サイモン株式会社の共同で、フードホール「フードロッジ」で座席予約システムの実証実験が始まります。これは、LINEを活用した予約と決済が可能な「Connected Space Share」というシステムを導入し、よりスムーズな食事体験を提供することを目的としています。

実証実験の概要

この実証実験は、12月7日から2025年3月30日までの期間中の土日祝、また特別期間である12月28日から1月3日までの43日間にわたり実施されます。対象となるのは、「フードロッジ」の一部座席で、合計6テーブル、24席が予約可能です。その中にはソファ席も3つ含まれており、利用料金は880円（税込）／時間となります。

ふかや花園プレミアム・アウトレットは、約800席を有し、多様な飲食店が揃っています。特に「フードロッジ」は、日中から夕方にかけては壮大なプロジェクションマッピングが楽しめるスポットです。ショッピングを楽しんだ後には、心地よい空間でくつろぎながら食事をすることができますが、これまでは混雑時に座席を探すのが難しいという課題もありました。そのため、今回の施策は、来場者の利便性向上を狙ったものとなります。

新たな食事体験を提供

予約システム「Connected Space Share」は、特別なアプリをインストールすることなくLINEで利用できるため、幅広い年齢層の方々にとって使い勝手の良いものです。事前に座席を確保することができることで、混雑した時間帯でも快適に食事を楽しめることが期待されています。さらには、利用者の満足度を調査することで、今後のサービス向上にも役立つデータが収集される予定です。

この試みは、アウトレット内の飲食文化を促進するとともに、地元深谷の魅力を再認識する機会にもなります。フードホールには、地元の食材を使用した料理や、さまざまな国籍の料理が楽しめます。

アウトレットの魅力

ふかや花園プレミアム・アウトレット自体も注目のスポットです。関越自動車道「花園IC」から約1.5キロメートル、秩父鉄道「ふかや花園駅」から徒歩3分というアクセスの良さも魅力。在来の人気ブランドや、地域特有のショップも並んでおり、地元グルメや深谷ねぎを使用したメニューも取り揃えています。「地域との共生」をテーマにしたこのアウトレットでは、家族連れや観光客など多くの人々が集まります。さらに、赤城乳業のプレイグラインドやアート鑑賞のスペースもあり、訪れる人々に多彩な体験を提供しています。