小規模オフィス向けの法人NAS「TeraStation TS3030シリーズ」新登場

法人向けNAS「TeraStation」新ラインナップ登場

メルコホールディングス傘下の株式会社バッファローは、法人向けのネットワークストレージ「TeraStation」の新作を10月下旬から販売開始します。この新ラインナップ「TS3030シリーズ」では、小規模オフィスやSOHO（スモールオフィス・ホームオフィス）向けに特化したモデルです。

小規模オフィスに最適な設計

「TS3030シリーズ」には、2ドライブデスクトップモデル「TS3230DNシリーズ」、4ドライブデスクトップモデル「TS3430DNシリーズ」、および4ドライブラックマウントモデル「TS3430RNシリーズ」の3つのタイプが揃っています。これらのモデルはすべて、2.5Gbpsの高速通信を実現するEthernet規格に対応しています。

搭載された64bit CPU、2.5GbEポート、2GBのメモリーにより、スムーズなファイル操作が可能です。特に、一般的に使用されるカテゴリー6や5eケーブルを使ったネットワーク環境でも対応でき、高速なデータ転送を実現します。これにより、業務の効率化が期待できるでしょう。

高負荷同時アクセスへの対応

現代のビジネス環境では、同時に多数のユーザーがアクセスする場面が多く見られますが、「TS3030シリーズ」はその課題にも応えています。24時間の検証テストでは、同時に45台のパソコンが接続し、ストレスなく動作することが確認されました。従来モデルの40台から約10%の性能向上が見られており、小規模オフィスからサーバーファームに至るまで安心して使用できる設計です。

リモート管理機能の充実

さらに、管理者の負担を軽減するために、リモート管理サービス「キキNavi」が導入されています。このサービスを利用すれば、NASの設定を現地訪問せずに変更できるため、管理工数を大幅に削減できます。特に、セキュリティ面では「ウイルスチェック機能」をオプションとして提供しており、NAS内のウイルスを自動で検知・駆除することが可能です。尚、今後追加予定の「異常ファイル操作検知機能」により、ランサムウェアの攻撃に対しても迅速に対応できるでしょう。