モルテンと国際車いすバスケットボール連盟のパートナーシップ延長
株式会社モルテンが、国際車いすバスケットボール連盟(IWBF)とのグローバル・パートナーシップ契約を更新したことが発表されました。この契約更新により、長い間築いてきた関係をさらに強化し、車いすバスケットボールの世界的な成長を支援することが約束されています。
契約の背景と目的
このパートナーシップは、FIBAメディア&マーケティングサービスの仲介で成立し、モルテンは引き続きIWBF主催の主要大会における公式試合球のサプライヤーとしての地位を維持します。具体的には、IWBF世界選手権大会の男女、大会予選、U23男子およびU25女子の世界選手権、さらにはパラリンピックや世界選手権の出場権を賭けた敗者復活トーナメントなど、多岐にわたる大会で公式球を提供します。
モルテンは2018年からIWBF最初のグローバル・パートナーとして、車いすバスケットボールへの支援を行い、競技への理解促進と環境整備に尽力してきました。スポーツがもっと身近で楽しめるものであるように、質の高い製品と環境づくりに努めていく姿勢は、今後ますます重要になるでしょう。
モルテンのコメント
モルテンの代表取締役社長である民秋清史氏は、IWBFとのパートナーシップを継続できることを嬉しく思うと語り、製品の品質と競技への情熱を結びつけることで、さらなる発展が可能であると信じています。「私たちは、最高の製品を作る姿勢を変えず、IWBFおよびFIBAと協力し、車いすバスケットボールの普及につなげていける」と述べています。
IWBFとFIBAの見解
国際車いすバスケットボール連盟の会長ウルフ・メーレンス氏も、モルテンとの継続的な関係を喜び、これまでの支援に感謝の意を表しました。特に「参加チーム数の増加に対して、より多くのボールを供給できるようになることは大変ありがたい」と彼は述べています。
国際バスケットボール連盟(FIBA)の事務総長アンドレアス・ザグリス氏は、今回の契約延長が強固な協力関係を象徴するものであると評価しました。「モルテンとのパートナーシップは、私たちの理念である「Stronger Together」が実際にどのように機能しているかを示しています」とのコメントもありました。
モルテンスポーツ用品事業の社会貢献
モルテンはスポーツ用品事業において、1958年の設立以来、バスケットボールを中心にさまざまなスポーツ用品の製造・販売を行ってきました。彼らの目標は、スポーツを通じて本物の感情を引き出し、すべての人が楽しめる環境を作ることです。
加えて、社会問題への取り組みも重要視しており、「molten B+」というブランドを通じてバスケットボールの普及を図るほか、空気を必要としないサッカーボール「MY FOOTBALL KIT」や、さまざまな社会貢献活動にも積極的に参加しています。
モルテンの各取り組みにより、車いすバスケットボールを含むスポーツがより多くの人に届き、愛されることを願っている姿勢が見受けられます。今後も彼らの活動に注目が集まることでしょう。
結論
モルテンと国際車いすバスケットボール連盟の新たなパートナーシップの延長は、スポーツ界においても新しいスタンダードを築き上げる機会になるでしょう。モルテンが目指す「スポーツが人生のそばにある世界の実現」に向け、今後の活躍に期待が寄せられます。