ビーライズと中外テクノスが目指す次世代ロボティクスの未来
株式会社ビーライズ(以下ビーライズ)と中外テクノス株式会社(以下中外テクノス)が、新たな業務連携を始めました。この提携は、現場で働く人間とロボットの協力体制を強化し、製造業界に革命をもたらすことを目指しています。
1. 連携の背景
製造現場や大規模プラント、さらには原子力発電所など、人間が立ち入ることが難しい過酷な環境では、ロボットによる点検や検査の重要性が増しています。しかし、これらのロボットを適切に操縦するためには、高度な技術と多くのトレーニングが必要です。さらに、労働力の不足が問題視されている現代においても、人間の判断力が必要な場面が多く残っています。
この問題を解決するため、ビーライズは中外テクノスと手を組み、ロボット技術にデジタルツイン、XR、AIの技術を融合させることで、遠隔からでも現場情報をリアルタイムで確認できる環境を構築します。これにより、操縦者の負担を軽減しつつ、ロボットとの協働を最適化することを目指します。
2. プロジェクトの概要
① ロボットの遠隔操縦
新たに開発するシステムでは、危険が伴う地域や高所作業をロボットに代替させ、専門家が遠隔地からでも現場の状況を把握し、ロボットを操縦できるようになります。この取り組みは、デジタルツイン技術を用いて、リアルタイムで現場データをモニタリングし、適切な判断を行える環境を提供するものです。
② AIによる自立走行ロボットの開発
AIを駆使した自立走行ロボットを開発し、過酷な環境でも機能するように強化学習を通じて進化させる計画です。このプロセスでは、デジタルツインを利用して現実世界に近い環境を再現し、シミュレーションを行うことで、より正確なデータを得ることが可能となります。
3. 今後の展望
現在、両社は限られた範囲での遠隔ロボット操縦を実現し、次のステップに向けてさらなる技術開発を進めています。それに伴い、AIを使った自立走行ロボットの導入や、遠隔操縦の新しい方法を模索しています。未来には、道路保全やエネルギー保全といったインフラ事業にも、ロボットが欠かせない存在となるでしょう。しかし、高度な技術を持つロボットを扱うためには専門的な知識が必要です。
そのため、技術の継承や教育ツールの構築が重要になってきます。このような取り組みを通じて、社会課題の解決に貢献していく方針です。
4. 会社情報
株式会社ビーライズ
- - 所在地: 広島県広島市南区松原町2-62 広島JPビルディング8F
- - 代表取締役: 波多間 俊之
- - 事業内容: デジタルツイン業務、医療防災XR事業、XRエンタメ、AR/VR/MRシステムの企画開発など
- - URL: ビーライズ公式サイト
中外テクノス株式会社
- - 所在地: 広島県広島市西区横川新町9-12
- - 代表取締役: 福馬 聡之
- - 事業内容: 環境計測、インフラ検査、各種装置の開発・販売など
- - URL: 中外テクノス公式サイト
5. お問い合わせ
株式会社ビーライズ、企画開発部の貴船美紅までご連絡ください。