愛知県豊橋市が中学生向けの新しい体験活動を開始！「Dのびるんdeスクール」とは？

愛知県豊橋市が新たな中学生体験活動を開始

愛知県豊橋市では、2025年から新しい取り組みである中学生向けの体験活動「Dのびるんdeスクール」が始まります。このプログラムは、部活動の廃止に伴い、子どもたちが休日にスポーツや文化芸術活動で充実した時間を過ごせるように設計されています。このユニークなプログラムは、豊橋市独自のもので、子どもたちが様々な体験を通じて新たな可能性を広げることを目指しています。

「Dのびるんdeスクール」の背景

豊橋市は、2023年度に行った中学生を対象としたアンケート調査に基づき、子どもたちの意見を取り入れています。「部活動とは違う活動をしたい」「大会参加や勝利にこだわらない活動が望ましい」といった声がありました。この結果を受けて開発されたのが「Dのびるんdeスクール」です。これは、経験重視のプログラムであり、豊橋市が抱える子どもたちのニーズにしっかりと対応するものです。

放課後学び場の実績

豊橋市は、2020年度から小学生向けに放課後の学び場「のびるんdeスクール」を提供しており、年間で延べ12万人以上の子どもたちが参加しています。この経験を活かし、中学生向けの新しいプログラムを開始する運びとなりました。

「Dのびるん」の意味

「Dのびるん」という名称には、英語の「Do（行動する）」や、土曜日の「ど」さらに三河弁で「すごい」を表す「ど」という意味が込められています。これは、単なる活動ではなく、新しいことに挑戦し、子どもたちの成長を促すことを意図しています。

多様なプログラムが充実

「Dのびるんdeスクール」では、市内の生涯学習センターやアクアリーナ豊橋、中学校の体育館など多様な会場で、ダンス、日本画、スケート、アウトドア、バドミントン、音楽など約20種類の講座が計画されています。地域の専門家たちが講師として参加し、学校の授業とは異なる視点から学ぶことができます。

参加対象と日程

参加対象は豊橋市内の中学1年生から3年生で、環境の影響で不登校になるケースを減らすために、小学5・6年生も自分の中学校区内で参加できるようになっています。プログラムは月1回程度のペースで行われ、開催時間は主に午前10時から正午まで。参加費用は1回300円で、講座によっては実費負担が必要な場合もあります。

9月の講座内容

9月に実施される講座には、話し方、ギター、デザイン、SNS動画撮影、バスケットボールやラグビー、ダンスなどが予定されています。これらの講座は、地域の外部講師や専門家によって指導されます。また、利用登録は活動したい前月の1日から15日の15時まで受け付けており、保護者と児童生徒の登録が必要です。

今後は、和菓子や洋菓子作り、アウトドア教室なども提供される予定で、多彩な体験を通じて子どもたちにワクワクする機会を提供することが期待されています。長坂尚登市長は「子どもたちに多様な場を提供したい」との意向を示し、地域一丸となって新たな体験の機会を創出することを目指しています。

詳しくは「Dのびるんdeスクール」公式ホームページをご覧ください。

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