小豆島での新プロジェクト
2024-08-01 19:19:58

JTBが小豆島で持続可能なエリア開発事業を開始

JTBが小豆島で持続可能なエリア開発を開始



日本の観光地の持続可能な発展を目指し、株式会社JTBが小豆島で新たなエリア開発事業に着手します。このプロジェクトは、地域行政や事業者との共創を通じて、観光地の価値を高めることを目的としています。 計画の第一弾として、環境に優しく利用しやすい「シェアサイクル事業」の拡充を行うことが発表され、2024年8月1日から、最新の電動アシスト自転車160台を導入し、小豆島内のサイクルステーションを増設します。

プロジェクトの背景


日本では観光業が重要な産業となっていますが、オーバーツーリズムや少子高齢化に伴う人手不足など、多くの課題が山積しています。JTBは、このような状況を受けて、小豆島において20年後の未来を見据えた「観光」を基盤にした持続可能な地域を作ることを使命として、「20年先の小豆島をつくるプロジェクト」を推進します。

小豆島は、温暖な気候や美しい自然で知られ、観光地として人気がありますが、宿泊施設の老朽化やキャパシティ不足といった問題を抱えています。このような課題を解決することで、来島者の経済効果を向上させることが目指されています。

具体的な施策と展望


シェアサイクル事業では、国内最大級のシェアサイクルアプリ「HELLO CYCLING」を活用して、小豆島内の「ステーション」で電動アシスト自転車の貸し借りを可能にします。新たに導入されるシェアサイクル専用車両は、快適に利用できるようデザインされており、バッテリーにはUSBポートが装備されています。これは、災害時のスマートフォン充電にも役立てられる機能です。

今回のシェアサイクルの導入を皮切りに、2024年には自動運転バスやAIによる自律運航無人ボートの導入に向けた実証実験が予定されています。また、多国籍のお客様に対応するために、AI翻訳機「ポケトーク」の導入も計画されています。これにより、地域のバリューアップを図り、観光客の利便性を向上させることが期待されています。

地域からの期待


プロジェクトに賛同する小豆島の行政側も、各町長は地域課題解決や持続可能な島づくりに向けた努力を続けていると語ります。市町との連携を強化し、観光振興を進め、島の魅力をより多くの人に届けることが目指されています。

また、一般社団法人小豆島・瀬戸内エリアマネジメント協会の代表も「小豆島の課題解決は日本の未来に繋がる」とし、JTBの取り組みに期待を寄せています。

このように、小豆島から始まるエリア開発事業は、単なる観光地の維持だけでなく、地域の未来を見据えた持続可能な社会を作るための大きな一歩となることでしょう。引き続き様々な施策が進められる中、小豆島の未来に注目が集まります。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

会社情報

会社名
株式会社JTB
住所
東京都品川区東品川2-3-11 JTBビル
電話番号
03-5796-5833

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。