岡山県和気町で始まった子育てのデジタル化
岡山県和気町は、母子モ株式会社が提供する『子育てDX』の導入により、子育て支援サービスをデジタル化しました。新たに始まった「伴走型相談支援サービス」と「オンライン予約サービス」を通じて、保護者はより簡単に子育て関連の手続きを行うことが可能になります。この取り組みは8月1日より運用を開始しました。
和気町は、子育てにおけるデジタル化をいち早く進める自治体の一つです。母子手帳アプリ『母子モ』を2022年8月から提供しており、妊産婦や子どもの健康データの記録、予防接種のスケジュール管理など様々な機能を備えています。これに『子育てDX』が追加されることで、保護者がより手軽にサービスを利用できる環境が整うことになります。
デジタル化による手続きの便利さ
『子育てDX』が導入されたことにより、妊娠届出アンケートの提出や母子手帳の交付のための面談予約、さらには育児相談教室やパパママ教室の予約を、すべてアプリで行えるようになります。これにより、24時間いつでも手続きを行なえる環境が作られ、保護者は待ち時間や混雑といったストレスを軽減することが可能となります。
また、自治体の職員も、保護者からの事前の回答内容に基づいて準備を進めることができるため、面談の質も向上します。これまで電話予約時に発生していた事務処理も効率化されるため、人力による手間を減らし、水面下での支援も充実させることが期待されます。
子育て世帯をサポート
和気町の基本理念は「みんなで育む思いやりの心 笑顔あふれる安心なまち」です。この理念のもと、住民が子育てに対してより多くの安心感を得られるようにするため、地域全体で子どもたちを見守る取り組みが進んでいます。デジタル化によってその支援策が強化され、保護者が安心して育児に取り組める環境がさらに整うことになります。
町長のコメント
和気町の太田啓補町長は、「子育て中の皆様が妊娠・出産から育児に至るまで、手続きや相談に関するお手間を少しでも軽減できるよう努めています。今後とも、子育て家庭に優しい環境を作っていくことを心がけています。」とコメントしています。町は今後も、アプリを通じた情報提供に力を入れ、より便利で安心な子育て支援ができるよう貢献していく方針です。
2030年に向けたビジョン
母子モ株式会社は、2030年までに妊娠から子育て期に至る手続きに関するサービスを一層充実させていくことを目指しています。自治体や医療機関との連携を強化し、子育て関連事業のデジタル化を進めることで、保護者の不安を軽減し、安全でアクセスしやすい子育て環境を地域と共に構築していく計画です。
アプリの利用方法
『母子モ』アプリは、App StoreやGoogle Playからダウンロード可能で、予定手続きの管理が手軽に行えます。ぜひ一度チェックして、岡山県和気町での子育てをより便利に、充実させてください。