未来の農業を支える新サービス「FARMY」とは？都会と地方をつなぐ取り組み

都会と地方をつなぐ新サービス「FARMY」

最近、都市部から地方農業の支援が期待されています。その名も「FARMY」。この取り組みは、自然農法コミュニティを通じて、地方の課題解決を促進し、都会の人々も参加できる新しい形の農業を実現しています。

コロナ禍がもたらした意識の変化

新型コロナウイルスの影響で、私たちの生活スタイルや価値観が大きく変わりました。特に健康志向の高まりと共に、自然や地方に対する興味が増しています。都会に住むファミリー層は、この環境の中で、密を避けたいという思いから、農業の魅力に気づくようになり、貸農園の利用も広がっています。しかし、忙しい生活を送りながら地方移住を決意するのは容易ではありません。一般的なシェア畑では、日常の管理が困難であるため、課題が残ります。それに対し、地方の農業者たちは高齢化や経済的な不安定さに直面しており、その解決策が必要です。

「FARMY」のコンセプト

「FARMY」は、欧米で広がっている「CSA（Community Supported Agriculture）」を取り入れたサービスです。この方式では、複数の家庭が農家と直接つながり、農作物を定期的に受け取ることができます。生産者は安定した収入を得ることで、収穫量の減少やフードロスの抑制、規模拡大を実現できます。

一般的なシェア畑との大きな違いは、農家が直接管理する点です。メンバーは定期的に届けられる無農薬野菜を楽しむことができ、農作業の楽しさも体験できます。また、農家との交流も重要な要素で、FARMYでは定期的なイベントを通じて都会と地方をつなぐコミュニティ作りに力を入れています。

具体的なサービス内容

1. 無化学肥料、無農薬の野菜の配送：信州の農家から、毎月5〜8品の野菜が家に届きます（6月〜11月）。さらに、11月以降には30kgのお米も予定しています。
2. 安心・安全なプロとつながる：農家との交流を通じて、顔の見える関係を築くことができ、忙しい時期でも安心して農作物の収穫を楽しむことができます。
3. 多彩なイベントの開催：参加無制限で多くの農業体験イベントに参加でき、家族全員での参加も可能です。料理教室や宿泊体験など、実際の農業が楽しめます。

メンバー募集とワークショップの開催

サービス開始に伴い、「畑あそぼ村 FARMY in 信州」の説明会と発酵調味料ワークショップを開催します。参加希望の方は予め申し込みが必要です。詳細は公式サイトをチェックしてください。

このように、FARMYは都会の人々が手軽に農業体験を通じて、農家を支え合う新しい共同体の形を提案しています。地方の魅力を再発見し、持続可能な未来を共に築くための一歩を踏み出してみましょう。

FARMY公式サイトをご覧ください。詳しい情報が掲載されています。