愛犬・愛猫の熱中症対策に関する実態調査
ペット保険「PS保険」を運営するペットメディカルサポート株式会社が実施した調査によると、愛犬や愛猫の熱中症対策について、多くの飼い主が意識している一方で、対策を特に行わない層も存在することが分かりました。この調査は、全国の20~69歳の犬や猫の飼い主1,567人を対象に、インターネットを利用して行われました。これから、その調査結果を詳しく見ていきます。
調査の概要
調査は2025年6月16日に実施され、有効回答数396件が得られました。犬の飼い主197名、猫の飼い主199名からの回答を元に熱中症対策の実態を探りました。この調査では、熱中症対策を始める時期、屋外と屋内での具体的施策、および飼い主の不安要素などが取り上げられました。
初夏の熱中症対策の開始時期
多くの飼い主は愛犬や愛猫の熱中症対策を6月から始める傾向があり、犬の飼い主の34.5%、猫の飼い主の38.5%がその時期を選んでいます。対照的に、2割を超える飼い主が「特にしない」と回答しており、この数字はペットの健康管理の重要性について見直す必要があることを示唆しています。
屋外での熱中症対策
屋外に関して見ると、犬の飼い主は「こまめな水分補給」(79.2%)、猫の飼い主は「涼しい場所で休ませる」(61.8%)が最も多く選ばれました。また、犬の飼い主の75.3%が「涼しい時間帯に散歩・外出」を重視している一方で、猫の飼い主は外出頻度が少ないためそれに比べると違いが見られます。飼い主の意識は比較的高く、手段もさまざまに実施されています。
犬と猫での対策の違い
犬の飼い主は、屋外での過度な運動を避ける意識があり、冷却効果のある衣類や扇風機を使う人も見受けられます。他方で、猫の飼い主は外出機会が少なく、集中的に「涼しい場所で休ませる」と「こまめな水分補給」に焦点を当てています。
屋内での熱中症対策
屋内では、犬の飼い主の69.5%が「室温を調整する」ことを最優先に考えており、猫の飼い主は78.9%に達しており、やや高めです。犬は特に水をこまめに与えたり、風通しを良くしたりすることで、より快適な環境を整えています。
飼い主の心配事
熱中症対策を実施しつつも、飼い主が最も心配するのは「十分な水分を摂取しているか」です。犬の飼い主の61.0%、猫の飼い主の56.6%がこの点を懸念しており、与えた水の量や飲み方についての観察が重要とされます。
体調を崩した際の対応
体調を崩した場合、犬の飼い主の48.7%が「すぐに病院に行く」と回答する一方で、猫の飼い主は「しばらく様子を見てから病院に行く」という慎重な姿勢が48.7%という結果が出ました。この違いが、猫の飼い主は家庭でのケアを選ぶ一因とも考えられます。
まとめ
今回の調査から、愛犬や愛猫の熱中症対策は多くの飼い主の関心を呼んでいるものの、対策の実施状況には偏りがあることが浮き彫りになりました。愛犬・愛猫の健康を守るためには、日常的な観察だけでなく、定期的な対策も重視する必要があります。
ペットメディカルサポート社の「PS保険」では、24時間365日、専門医に相談できるサービスを提供しています。これを利用することで、より安心してペットと共に過ごせる環境を整えられます。
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