TRUSTARTとハウスドゥ住宅販売が業務提携を実施
東京に本社を置くTRUSTART株式会社は、株式会社And Doホールディングス傘下のハウスドゥ住宅販売と業務提携を結びました。この提携の目的は、同社の不動産ビッグデータプラットフォーム「R.E.DATA Plus」と「R.E.SEARCH」をハウスドゥ加盟店に導入し、業務の効率化及び高度化を図ることです。
TRUSTARTは「人とデータで全てを可能にする」という理念のもと、不動産市場に特化したビッグデータの活用に取り組んでおり、様々な業界の課題に対応しています。彼らが提供する「R.E.DATA Plus」は、日本全国から集めた多種多様な不動産データをリアルタイムで収集し、ビジネスにおいて必要不可欠な情報を利用できるように設計されています。
不動産ビッグデータプラットフォームの特徴
「R.E.DATA Plus」は、インターネット上では収集が難しいアナログ情報、具体的には役所や現地でのみ得られるデータに基づいています。これには、相続や売買といった不動産の動きに関する登記情報、アパート、マンション、ビル、工場、倉庫、太陽光パネルなど様々なアセットタイプの情報が含まれています。
ユーザーは自らのニーズに応じて、「用途地域」や「土地面積」、最寄の公示価格などの条件を設定し、必要なデータを抽出して閲覧することができます。これにより、見込客へのアプローチや業務の効率化が実現され、多くの業界で幅広く活用されています。
業界のニーズと今後の取り組み
不動産、金融、インフラ業界を含む多くの企業が、大量の不動産データをどう活用するかにおいて悩みを抱えています。TRUSTARTはこの課題に応えるべく、さまざまな業界との共創を進め、業務の効率化に貢献していく意向です。今後、インターネット上に存在しないアナログ情報の整理や、生成AIを活用したデータの解析・意思決定支援を通じて、不動産関連業界の成長を促進していく考えです。
TRUSTARTの成り立ち
TRUSTARTは2020年に設立され、主要な事業として不動産ビッグデータの提供と調査を行っています。本社は東京都港区にあり、代表取締役は大江洋治郎氏です。一方、ハウスドゥ住宅販売は、全国にフランチャイズ展開を行う不動産売買仲介業者で、2010年に設立されました。この度の提携により、両社はより広範なサービスを提供できる体制を整え、不動産関連ビジネスの新しい形を目指しています。
結論
今回の業務提携は、不動産ビッグデータプラットフォームを活用して、業界のデジタルトランスフォーメーションを進める重要な一歩です。今後の展開に注目です。これにより、不動産の買取や仲介業務の効率化だけではなく、業界全体のデジタル化が期待されるでしょう。TRUSTARTが実現する新たなビジネスモデルは、今後の不動産市場に新しい風を吹き込むことでしょう。