株式会社omnihealの研修が評価されてゴールドリング受賞
株式会社omnihealが実施する「心理的安全性・関係の質研修」を基に、医療法人社団おうちの診療所が「心理的安全性AWARD2025」にてゴールドリングを獲得しました。この表彰は、心理的安全で効果的な組織づくりの取り組みを広く募集・表彰する祭典で、2022年より開催されています。
心理的安全性AWARDとは?
心理的安全性AWARDは株式会社ZENTechが主催しており、心理的安全を重視した職場環境の促進を目的としたイベントです。特に、医療の現場においては、患者のより良い人生の最期を支えるための質の高い診療が求められています。これに応えるためには、医療従事者が自由に意見を交わし、互いの専門性を尊重し合える環境を整えることが不可欠です。
おうちの診療所の取り組み
医療法人社団おうちの診療所は、在宅医療を提供することに特化しており、患者に寄り添った診療を行っています。特に「人生の最期」にかかわることが多い観点から、職種間の壁を取り払い、多くの視点から患者の意思決定を支援するための取り組みが進められています。これを実現するために、株式会社omnihealの「心理的安全性・関係の質研修」を導入し、院内で「関係の質チーム」を結成。心理的安全性を高めるために、オープンな意見交換ができる環境の構築を目指しています。
この努力の一環として、診療日とは別に週1日はコミュニケーションに特化した日に設定し、スタッフが自己の価値観を語り合う機会を定期的に設けるなど、従業員の意見を尊重した施策が行われています。これにより、課題が生じた際には対話を通じて解決しようとする姿勢が根付いています。
また、医療職間の意見交換も活発に行われ、業務改善会議では様々な職種のスタッフから議題が提出されるなど、フラットな組織作りが進んでいます。このような取り組みの結果として、常勤医師や看護師の採用率が100%に達し、離職率も大幅に低下しました。
審査員の評価
心理的安全性AWARD 2025の審査委員からは、特に「人生の最期を自分らしく過ごす」ための在宅医療サービスにおける「関係の質」への取り組みが評価されました。具体的には、毎日のコミュニケーションを重視することや、職員同士の信頼関係を築くための施策が高く評価されており、診療の質の維持や向上に寄与しています。
未来へのを見据えた取り組み
株式会社omnihealは今後も、医療・介護の領域において心理的安全性や関係の質を重視した文化の形成に努めていく考えです。多様な専門性を持つチームが、現場課題のヒアリングからアイデア出し、実装、研究発表まで、一貫した支援を行います。特に、医療現場での課題解決に向けて、さらなる取り組みを継続する方針です。
まとめ
心理的安全性AWARDでの受賞は、医療法人社団おうちの診療所が持つ、患者との信頼関係を築き、診療の質を向上させるための取り組みの証です。引き続き、スタッフ一人一人の意見が尊重される環境作りが進むことで、医療の質のさらなる向上が期待されています。