新たな視点をもたらす化粧文化研究の幕開け
2024年5月15日、ポーラ文化研究所(東京都港区南青山)が新たな研究誌『化粧文化研究報告』を創刊しました。この研究誌は、化粧にまつわる文化や「美」に着目し、それらを現代の視点から探求することを目的としています。創刊号の特集テーマは「化粧文化×ウェルビーイング」。
文脈を理解する
近年、社会は多様な価値観を受け入れるようになり、「美」についても改めて考える時代が来ています。この創刊号では、江戸時代から現代にかけて流行した化粧文化の歴史を紐解き、特に昭和時代に見られるナチュラル志向の形成に焦点を当てています。ウェルビーイングへのアプローチとして、化粧文化の観点を生かすことで、私たち自身の「美」についての理解を深めることが狙いです。
内容紹介
論考
論考では、化粧文化がどのようにウェルビーイングと結びつくのかを探求しています。この研究は、江戸時代の養生に端を発し、現代に通じる多様な美の形式を提起するものです。具体的には、歴史を通じてどのように「美」が変遷し、私たちの心と体にどのように影響を与えているのかが考察されています。
研究ノート
また、創刊号では、最近の分析や研究成果をもとに、化粧文化ギャラリーで開催されたオープニングイベント「女性像から読みとく化粧文化」や、メンズ化粧の歴史、さらにはパーマネントの戦中史についても取り上げています。これにより、男性にとっての化粧文化や、その変革の背景についても学ぶことができる素材が豊富です。
資料紹介
さらに、江戸時代に制作された総合美容本『都風俗化粧傳』の研究結果や、明治末から大正時代の携帯用化粧道具のセットについても紹介しています。このような貴重な資料を通じて、化粧の歴史をより深く理解することができるでしょう。
活動報告
化粧文化の入り口として魅力的な情報も提供されており、化粧文化ギャラリーにおける無料プログラムやワークショップ、ギャラリートークの案内も充実しています。
関連イベント
創刊を記念して、6月25日(木)には、研究員によるライトニングトークが開催されます。研究主管が最新の研究成果を基に、「化粧」や「美」の深い文化について語る貴重な機会となっています。事前予約制で名乗か15名が参加可能ですので、興味がある方はお早めに予約を!
デジタルミュージアムも登場
また、ポーラ文化研究所ではデジタルミュージアムも公開しています。ポーラ ミュージアム アネックスで行われている「モダンビューティー 近代の化粧文化」をオンラインで体験することで、リアルな会場とはまた違った形で楽しむことができます。このデジタルミュージアムで提供される多様なコンテンツにも注目です。
まとめ
ポーラ文化研究所の『化粧文化研究報告』の創刊は、化粧文化に対する新たな理解とその普及に寄与するだけでなく、私たちが自身の美を見つめ直す良い機会を提供しています。本誌を通して、化粧が持つさまざまな意味や効果をともに考えていきましょう。