クリアルが新たなアセットマネジメント業務に着手
クリアル株式会社は、東京都港区を本社に持つ企業で、最近、機関投資家3社が出資する赤坂ホテルファンドのアセットマネジメント業務を受託したことを発表しました。これは、不動産市場において短期間での成長を見込むものとして、市場の関心を集めています。
当ファンドへの投資には、大成建設、芙蓉総合リース、中央日土地ソリューションズという著名な企業が関与しており、こうした企業の信任を受けることは、クリアルにとっても大きな信用となります。クリアルは2011年に設立以来、個人や機関投資家向けに多様な不動産運用サービスを展開しており、その中でも「CREAL PRO」は、機関投資家や超富裕層向けの特化型サービスです。
赤坂に位置するデザイナーズホテル
今回のファンドの投資対象物件は、「センチュリオンホテルグランド赤坂」であり、利便性に優れた位置を誇ります。赤坂見附駅から徒歩わずか2分、赤坂駅からも3分という距離にあり、東京都心でのアクセスの良さが特徴です。デザイナーズホテルとして整えられたこの施設は、サウナやSPAなどの高級設備も備えており、宿泊客にとって理想的な環境を提供しています。
本物件は、全国に21のホテルを運営するセンチュリオンインターナショナルによって運営されています。82室の客室を擁し、626.64㎡(約202坪)の敷地に広がる連続した建物は、2013年に完成しました。
観光市場の進展と新たな戦略
クリアルは、現在進行中のホテルアセットへの投資を加速しており、2024年7月には専用のホテル運営子会社「クリアルホテルズ」を設立する計画もあります。これにより、観光市場の拡大を機に、自社の投資戦略を強化する考えです。2025年1月には、沖縄でのオープンを予定しており、「LACER」ブランドのホテルが2つ新たに加わることが決定しています。
また、グループ内でのホテル運営業務の受託を進め、一貫したアセットマネジメントと運営体制を確立することで、ホテル業界での地位をさらに固めることを目指しています。この戦略の実施により、クリアルは観光市場の復興を捉えた成長を計画しています。
クリアルのサービスとビジョン
「不動産投資を変え、社会を変える」というミッションのもと、クリアルは多様な不動産投資のニーズに応える3つのサービスを展開しています。具体的には、オンラインマーケット「CREAL」、個人向け運用サービス「CREAL PB」、機関投資家向けの「CREAL PRO」があります。これらのサービスは、それぞれ異なる投資のスタイルやニーズに応える形で提供されています。
クリアルは、今後も国内外の不動産市場での地位を強化し、成長を続けることを目指しています。そのためには新たな投資機会やサービスの開発が必要不可欠であり、顧客に対して最適な投資プランを提供するための努力を続けていきます。