ニューヨークのアーティストが挑む新しい家族の形《The Seahorse Family》

埼玉県戸田市にて、注目すべきパフォーマンスアートが繰り広げられます。2025年6月14日（土）、RINNE complexで開催される《The Seahorse Family》では、ニューヨーク在住のアーティストKori Koolmanが構想したユニークな作品が披露されます。本作では、異なるジャンルで活躍する5名の表現者が集まり、“家族”という概念を身体と記憶を通じて再構築しようと試みます。

家族という概念の再考

『The Seahorse Family』は、家族という制度や構造に対して疑問を投げかける作品です。参加者たちはそれぞれの表現を交差させ、「家族とは何か？」という難解な命題を共有します。このプロジェクトは、パフォーマンスアートの枠組みを大きく拡張し、観客もその問いの一翼を担うことを目指しています。

Kori Koolmanは、RINNE complexのアーティスト・イン・レジデンス・プログラムによって、日本での滞在制作を行っております。彼の作品の核には、日本特有の空間概念「間（Ma）」が内包されており、身体、音、構成の間に生まれる“余白”が寝かされているテーマ——「ケア」「静かな抵抗」「役割の逆転」を浮き彫りにします。観客は、表現者たちの即興性と実験性に満ちたパフォーマンスを通じて、これらのテーマに触れることができるでしょう。

魅力的なパフォーマーたち

本作には、身体表現の専門家や現代アーティスト、サウンドアーティスト、サックス奏者、ビジネスパーソンなど、多様なバックグラウンドを持つ表現者が参加。彼らの専門性を超えることで生まれる新たな創造を体感することができます。時には挑発的な要素も散りばめられ、観客を引き込む要素となっています。

同公演は18歳未満の方の観覧を制限する場合があるため、年齢要件に注意が必要です。特に、ヌードや性的な表現が含まれる可能性があります。申し込みは事前に推奨され、当日支払いにも対応しています。