TENHOの取り組みと五常の生成AI研修
2025年6月24日、東京都渋谷区に本社を構える株式会社TENHOは、千葉県千葉市若葉区の株式会社五常で生成AIに関する研修を対面形式で実施しました。この研修は、全社員が自分の業務にAIを取り入れるための第一歩として企画されたものです。五常ではAI活用を業務効率化、サービス改善、新規事業開発の推進に役立てることを目指し、将来的なAI文化の醸成にも力を入れています。
研修の内容と特徴
研修には五常の営業、物流、総務経理、マーケティング、工事の各部門から20名が参加しました。TENHOの提供するこの“実践重視型”セミナーでは、単なる知識の習得を超えて、参加者が自らの業務にどうAIを活用できるかを体験的に学ぶことを重視しました。具体的には以下のような内容が盛り込まれました。
1.
AIとの“対話”の理解
参加者はChatGPTなどの生成AIについて基本的な操作方法と、その業務における具体的な利用シーンを学びました。特に営業支援やデータ整理、見積もり作成、SNS業務など、職種ごとの具体例をもとに「AIの活用は特定の人だけの話ではない」という意識改革を促しました。
2.
グループワークによる業務棚卸し
後半では小グループで自分の業務を棚卸し、「この業務はAIに任せられるか?」といったディスカッションを行いました。参加者からは「実業務に活かせるイメージが具体化した」「課題を明文化できたことが有意義だった」といった感想が報告されました。
3.
AI文化の醸成を促す設計
今回の研修は、特定の担当者だけでなく、全体でAI活用を推進するための基盤を創ることを目的として設計されました。参加者から「AIとの向き合い方が社内で共通認識になった」という声もあり、今後の社内でのAI活用文化の浸透を期待させるものでした。
参加者の声と反応
研修後のアンケートでは、多くの参加者がこの体験をポジティブに振り返りました。以下にいくつかのコメントを紹介します。
- - 「chatGPTの応用編や業務への具体的な使い方を深められ、次の日から活用してみたい」
- - 「これまでメール作成中心だったが、様々な活用方法を学べて目が開かれた」
- - 「業務棚卸しを通じて、知らなかった部分を理解できた」
- - 「できることは把握できたが、実行に対する不安も感じた。継続的に学ぶ環境が求められる」
さらに「他ツールとの連携による業務自動化にも挑戦してみたい」といった声もあり、単発の講座ではなく、長期的な学習の必要性が浮き彫りになりました。
今後の展望と取り組み
研修の後、参加者からはさまざまなニーズが寄せられました。これには、顧客の課題を改善するための“個別相談窓口”の設置や、定期的な勉強会やワークショップの開催が含まれます。また、e-ラーニング動画や活用マニュアルの整備も求められ、今後の展開が期待されます。
株式会社TENHOと五常では、これらのニーズを元に「社内でのAI内製化体制」を構築し、企業全体でのAI活用レベルを向上させる取り組みを続けていく予定です。
TENHOについて
株式会社TENHOは、次世代への技術継承を目指した「生成AI導入支援・研修事業」、「生成AIアプリケーション開発」、および「AIメディア:AI OTAKU」など、多岐にわたる事業を展開しています。各業界の課題を解決するためのAIソリューションをカスタマイズし、顧客のビジネス成長と地域社会の発展を推進していきます。