象牙選抜キャンペーン
2020-03-03 09:00:26
ベッキー姉妹が象牙選択回避運動を発表、意識向上を狙う
世界野生生物の日に象牙選択回避の新運動が始動
2020年3月3日、世界野生生物の日を迎え、タレントのベッキーさんと妹でダンサーのジェシカさんが協力し、象牙の選択を避けることを呼びかける「#REDonNOSE運動」を始めました。この取り組みは、象牙の消費を抑えるための社会的な意識向上を目的としています。
キービジュアルと運動の意義
運動のキービジュアルは、二人の鼻にゾウの血をイメージした赤いラインが描かれた印象的なものとなっており、「#私は象牙を選ばない」というメッセージが込められています。この取り組みに参加することで、象牙についての認識を深め、消費を抑えることが期待されています。
アフリカゾウを取り巻く厳しい現実
野生のアフリカゾウは、この100年間でその数が驚くべきことに3%にまで減少しています。特に、象牙への需要を満たすため、15分ごとに失われるゾウがいる現実はあまりにも悲惨です。このままでは、アフリカゾウは今から約10年以内に絶滅してしまう恐れがあります。2016年のワシントン条約締約国会議では、象牙の国内取引を世界的に禁止することが決議されましたが、日本では未だに国内取引が続いている状況です。このことが日本を「世界最大級の象牙販売国」に押し上げています。
日本国内での象牙取引とその影響
2020年には、多くの外国人観光客が日本を訪れることが期待されており、その際に象牙が世界中に流通するリスクもあるため、国際社会からの注目が高まっています。日本国内での象牙取引の現状を理解することは非常に重要であり、80%が印鑑として消費されていることを知っている人は少ないです。
#REDonNOSE運動の詳細
REDonNOSE運動は、「私は象牙を選ばない」と宣言することを目的にした取組で、参加者は鼻に象牙の血と印鑑の朱肉をイメージした赤いラインを引くことでこの活動に身を投じることができます。また、本運動を広げるために特製ステッカーやInstagramのARエフェクトも作成されます。公式サイトには運動の様子が随時アップされ、イベントを通じてさらに広がりを見せていく予定です。
クラウドファンディングの開始
また、WildAid Japanおよびアフリカゾウの涙は、クラウドファンディングを通じてこの運動を支援するための寄付を受け付けていく計画です。寄付金は活動資金や署名活動に使用され、公式アンバサダーであるベッキーさんやジェシカさんも協力し、クラウドファンディングへの参加を呼びかけます。
ベッキーとジェシカのメッセージ
ベッキーさんは、自身が命について考える時期だからこそ、このプロジェクトの重要性を感じていると語ります。「同じ地球に住む仲間として、ゾウを助けたい」と強い思いを伝えました。一方でジェシカさんは、個人の行動が世界を変えられることを信じ、それがとても大切だと主張しています。彼女の言葉からは、自分の小さなアクションが大きな変化を生む可能性があるという強いメッセージが感じられます。
WILDAIDおよびアフリカゾウの涙の紹介
WILDAIDは、野生動物の違法取引と密猟の根絶を目的とする環境保全団体で、国際的に活動しています。また、アフリカゾウの涙は、アフリカゾウ密猟阻止を目指すNPOとして、日本とケニアを拠点にしています。これらの団体による取り組みは、草の根的な意識を高め、消費者の理解を深めることで、野生動物保護への道を開くことを目指しています。
会社情報
- 会社名
-
WILDAID
- 住所
- 333 Pine Street, Suite 300 San Francisco, CA
- 電話番号
-