乳幼児発達支援
2023-08-10 09:00:02
新開発デジタル評価ツールで乳幼児発達支援をサポート
新開発のデジタル評価ツールで乳幼児の発達支援を強化
乳幼児期の発達支援は、子どもたちの成長において非常に重要ですが、その専門機関や情報が不足しているのが実情です。このような課題に立ち向かうべく、株式会社Ecoldは新しいデジタル評価ツールを開発し、そのβ版を公開しました。このツールは、乳幼児の発達段階を一目で把握でき、早期支援を可能にするものです。
Ecoldの取り組み
エコルドは「二次障害にさせない社会の実現」を目指し、発達障害の早期支援に力を注いでいます。日本国内の調査によると、小中学校で発達支援を必要とする子どもたちは約8.8%に上り、そのうち小学一年生では12%に達します。しかし乳幼児期の発達支援は1%にとどまり、多くの子どもたちが必要な支援を受けられていないのが現状です。
デジタルツール「Ecold LINK」の徹底解説
新たに導入された「Ecold LINK」は、全国の27の発達支援施設で使用され、780人の保護者が支持しています。このツールの革新性は、保護者と子どもに専用アカウントを提供し、通所施設との情報共有を容易にすることです。さらに、施設側のサービス記録や請求業務もデジタル化され、効率的に業務を進めながら、児童サポートに注力できる環境を整えています。
京都大学との共同研究
Ecoldはまた、京都大学の医療体制と連携し、実地での臨床経験をもとに発達評価指標の研究開発を進めています。これまでの成果は国際的な学術誌にも掲載されるなど、高い評価を受けており、今後も精度向上に努めていく所存です。
日常データの独自分析
「Ecold LINK」は、保護者や支援施設から日常生活のデータを収集し、言語や運動、社会性などの発達領域を分析します。この独自の分析方法により、個別支援計画の効果的な策定が可能となります。
今後の展望
エコルドは、今後全国に20の施設を展開し、保育と発達支援の両立を図ります。また、アセスメント機能の強化とともに新しい研修プログラムを策定し、発達の「気づき」の段階からの早期介入を目指しています。
コメント
中山のぞみ COOは「早期の発見と介入が重要」だと力説し、誰もが適切なサポートを受けられる社会の実現を語りました。また、北村耕太郎 CEOは「少子化の中、発達障害を持つ子どもたちへの支援は不可欠」とし、新たな教育システムの構築を目指す意義を述べています。
エコルドが提供するデジタル評価ツールは、多くの保護者や教育者の期待に応えるものとなり、発達支援の現場に新たな風を吹き込むことでしょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社Ecold
- 住所
- 大阪府池田市石橋3-1-11大空第二ビル3F
- 電話番号
-
072-707-2609