新時代の環境対策「炭削くん」の導入拡大
株式会社肥後銀行が2024年1月よりスタートしたCO₂排出量算定システム「Zero-Carbon-System(炭削くん)」が、導入件数4,000件を超えるという大きな成果を上げました。このシステムは、企業や団体が自身のCO₂排出量を正確に把握し、環境対策を支援するために設計されています。
炭削くんの目的と特徴
「炭削くん」は、カーボンニュートラルの実現を目指し、さまざまな規模の企業や団体に向けて提供されています。全国の多くの企業がこのシステムを活用しており、特に熊本県内の企業からの注目が高いです。このシステムの特徴は、以下の通りです。
- - マルチデバイス対応: PCやスマートフォンを通じてアクセスできるため、いつでもどこでも利用が可能です。
- - サプライチェーン算定: Scope1, 2, 3のGHG(温室効果ガス)排出量を算定でき、さらなる詳細な分析が実施できます。
システムの主な機能
このシステムの主な機能は次の通りです。
1.
GHG排出量の算定と可視化: ユーザーが電気やエネルギー使用量のデータを入力することで、企業全体のCO₂排出量を算定し、可視化します。
2.
排出量削減目標の設定: ユーザーは自らの排出量削減目標を設定し、その進捗を管理できます。
3.
レポート出力機能: 算定結果をもとに、定期的なレポートを生成し、ビジネスに役立てることができます。
利用料金について
「炭削くん」は、初年度は無料で利用が可能です。2年目以降は、月額2,200円(税込)で最大5ユーザーまで利用できます。さらに、5ユーザーを追加するごとに月額1,100円の料金が加算されます。このように、企業規模に関わらず、誰でも手頃な価格で利用できることが大きな魅力です。
地域貢献と今後のビジョン
肥後銀行は、地域金融機関としての役割を果たすために、より多くの企業に「炭削くん」を提供し、地域全体での脱炭素社会の実現に貢献する姿勢を示しています。環境への配慮がますます求められる今日、企業は積極的にこのようなシステムを導入し、持続可能な社会の一端を担うことが必要です。
まとめ
「炭削くん」が4,000件以上の導入を達成したことは、企業の環境意識の高まりを示すものです。今後もこのシステムを通じて多くの企業が排出量の把握と削減に取り組み、持続可能な社会を築く取り組みが期待されます。皆様もぜひ、このシステムを利用して、環境問題に積極的に取り組んでいきましょう。