CRAFT STORE事業譲渡でニューワールドが海外事業に注力へ

CRAFT STORE事業譲渡の背景と未来

最近、ニューワールド株式会社が運営していた生活雑貨のECサイト「CRAFT STORE」が、株式会社奥洞工務店に事業譲渡されることが発表されました。福岡県を本拠地とするニューワールドの代表取締役社長、井手康博氏は、この新たな道を選んだ理由や、未来に向けたビジョンを語ります。

CRAFT STOREの魅力と歴史

「CRAFT STORE」は、日本の工芸品や生活雑貨を約100ブランド、600点以上取り扱うオンラインショップです。そのコンセプトは「旅する雑貨店」。つくり手の思いや技術のストーリーを伝えることで、商品に隠された背景に多くの方々に触れてもらいたいとの想いからスタートしました。

2017年2月のオープン以来、CRAFT STOREはメイドインジャパンの商品を通じて、地域の職人たちと多くの出会いを重ねてきました。訪れたお客様が製品を通して職人の情熱やこだわりを感じられるように、ECサイトの開設当初から力を入れてきました。

奥洞工務店との新たな協力

譲渡先の奥洞工務店は「イエノLabo.」というライフスタイル関連のECサイトを運営しており、こちらでも生活雑貨の取り扱いがあります。奥洞社長はかつて職人であり、その視点からもつくり手に敬意を払っています。ニューワールドとの繋がりを通じて、両社は互いに親和性が高く、シナジーを生み出すと考えています。

今後の展望

事業譲渡に伴い、ニューワールドは今後、海外市場への進出に力を注いでいく予定です。井手氏は、国内の製品が海外でも受け入れられるだけのポテンシャルがあると確信しており、より多くの日本ブランドを世界に広めることを目指しています。

CRAFT STOREの譲渡は、新たな可能性の一歩に過ぎません。これからの展開に期待が寄せられる中、両社はどのような未来を描いているのか。職人と消費者を繋ぐ架け橋として文化を発信し続けてほしいものです。