思い込み睡眠の調査
2025-05-29 10:45:32

思い込み睡眠の実態を明らかにする東大の調査結果

思い込み睡眠の実態を明らかにする調査



issin株式会社(東京大学発のヘルスケアスタートアップ)が、睡眠の可視化に関する調査を実施しました。この調査は、同社の提供する「スマートリカバリーリング」を利用する125名のユーザーを対象にしています。睡眠コーチの角谷リョウ氏の監修のもと、結果が報告されました。

調査結果の概要


調査の結果、参加者の54.0%が「体感している睡眠時間」と「実際の睡眠データ」に差があると答えたことが明らかになりました。特に、34.0%は「思っていたよりも短かった」と感じており、これは多くの人が「実際の睡眠時間よりも多く寝ている」と思い込んでいることを示しています。この現象は、思い込み睡眠と呼ばれ、自身の睡眠に対する認識が実際のデータと乖離していることを示唆しています。データに基づいた睡眠意識の変化が必要だと強調されています。

睡眠の可視化と行動の変化


約90%の参加者が「時計型デバイス」を使用し、睡眠を可視化。しかし、その一方で、装着の煩わしさから脱落する人も少なくありません。特に、「心地悪く感じた」「抵抗があった」という声が聞かれました。睡眠コーチの角谷氏は、計測デバイスがストレスの原因になっては本末転倒であると指摘しています。ストレスを減らすための、使いやすいデバイス選びが重要です。

「睡眠管理」と「体重管理」は密接に関係しており、良質な睡眠が代謝機能や食欲に影響を与えます。興味深いことに、過半数(58.0%)がこの関係を知らなかったと回答。認識している人の多くが、生活習慣の改善に対して意識的な行動を取っていることが調査によって明らかになりました。

睡眠可視化による行動変容


今回の調査により、睡眠の可視化を行った人の80%以上が生活習慣の改善を実感しています。特に、55.2%が「睡眠の質・回復」を意識するようになり、42.4%は入眠・起床時間に注意する実践が見られました。おおよそ20%が「ストレス対策」「運動の見直し」を行うなど、生活全体に良い影響があったことが報告されています。どのようにデータを活用するかが、健康管理におけるカギとなるでしょう。

睡眠の可視化のメリット


「自分の睡眠を見える化」することで、多くの人々が自然に睡眠に対する意識を高めています。これは生活全体の改善に自然と繋がる流れを生んでいます。これまでの研究でも示されるように、データを取り入れることで睡眠の意識が向上し、良い習慣が育まれていくのです。

最後に


睡眠の可視化を通じて私たちの健康が向上する可能性は非常に大きいです。テクノロジーを活用して、自分の文脈に合った健康管理を行っていくことが求められています。今後もより良い生活習慣を築くための情報発信や、デバイスの進化に目を向けていく必要があります。自分の健康管理に対するアプローチを見直して、充実した毎日を実現しましょう。

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【調査概要】
実施期間:2025年5月11日〜17日
対象者:スマートリカバリーリングユーザー125名
年齢:10代〜70代の男女(平均46.2歳)
回答形式:WEBアンケート

会社概要


issin株式会社は東京都文京区に本社を置き、日常生活に溶け込んだヘルスケア機器の開発を行っています。また、スマートリカバリーリングは睡眠、ストレス、活動量を測定し、健康管理をサポートするデバイスとして注目されています。


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会社情報

会社名
issin株式会社
住所
東京都文京区本郷7-3-1東京大学アントレプレナープラザ 705
電話番号

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