iRCのMTB用タイヤ「TANKEN」がFANTIC社のe-MTBに採用

iRCが誇る新型MTBタイヤ「TANKEN」とFANTIC社のコラボ

グローバルタイヤメーカーである井上ゴム工業株式会社（iRC）は、その新しいマウンテンバイク（MTB）用タイヤ「TANKEN」が、イタリアのFantic社製の電動アシスト型マウンテンバイク（e-MTB）に採用されたと発表しました。これにより、より多くのライダーに新しいライディング体験が提供されることが期待されています。

FANTIC e-MTBの魅力

FANTIC社のe-MTBは、オフロードモーターサイクルへの深い知識を基に設計されており、異なるサイズの前後タイヤを備えています。特に、トラクションを重視したリンク式のリアサスペンションは、山道での安定した走行を可能にし、最新の設計であるスタイリッシュなフレームに内蔵されたバッテリーが高いパフォーマンスを実現します。

これらの技術に加え、「TANKEN」タイヤは、様々な路面に対応するために特別に開発されており、特に登りと下りで周回路を形成する「エンデューロ」レースに最適とされています。このタイヤの採用モデルは、XTF1.5シリーズやXEF1.9シリーズなど多岐にわたり、すべてのライダーにとって魅力的な選択肢となります。

タイヤ「TANKEN」の特長

「TANKEN」は特に、センタートレッド部分に大型のブロックパターンが施されている点が際立っています。この設計により、柔らかい土や泥のトレイルでも優れたトラクションを発揮し、斜面でも安定したコーナリングを実現します。さらに、低反発コンパウンドにより、荒れた地面でも衝撃を吸収し、ライダーはまるで地面に吸い付くような感覚で走行することができます。このような特性は、特に「ENS」などのエンデューロレースでの高いパフォーマンスを保証します。

未来のMTB体験の相乗効果

iRCとFantic社の提携は、両社が共に「走る楽しさ」を提供することを目標にしており、新しい資源開発やユーザーへの新たな体験の創出にも期待が寄せられます。特に最近増加するライトユーザーにとって、e-MTBは体力が少なくても楽しむことができる新しい選択肢として注目されています。これからのライディング体験が、より多くの人々に開かれることが期待されます。

iRC TIREの歴史と取り組み

iRCは1926年に設立され、二輪車用タイヤの製造・販売に特化した企業です。モータースポーツからパラリンピアンのための車椅子用タイヤまで、さまざまな商品を展開し、人々の生活に新たな価値を提供することを使命としています。今後も高品質な製品とサービスを通じて、より多くのユーザーに安全で快適なライディング体験を提供し続けることでしょう。

サイクルモード東京2022での展示

2022年4月2日から3日まで、東京ビッグサイトで開催される「サイクルモード東京2022」では、「TANKEN」を装着したFANTIC e-MTBの車体が展示される予定です。ライダーや愛好者たちにとって、最新の技術と製品を体験する貴重な機会となりそうです。期待が高まるこのイベントで、さらなる情報や体験を追い求める方々にとって、見逃せない機会となることでしょう。