清水映輔氏、JCI TOYP 2025で医療イノベーション分野の受賞者に選出

清水映輔、JCI TOYP 2025受賞の快挙

OUI Inc.の清水映輔が、世界的な名誉を受けました。彼は、国際青年会議所主催の「JCI TOYP（Ten Outstanding Young Persons of the World）」にて医療イノベーション分野での優れた活動が評価され、2025年11月8日にチュニジアのチュニスで行われた授賞式において、世界の傑出した若者10名に選ばれました。

授賞式では、清水の活動が紹介され、彼は日本青年会議所の代表団と共に国旗を掲げる姿が観客の注目を集めました。特に、清水が開発したスマートフォン用眼科診断デバイス「Smart Eye Camera（SEC）」が、世界中での医療提供に貢献していることが強調されました。

受賞理由とその背景

清水の受賞理由は、「世界の失明を50%減らす」というミッションに基づいた活動です。彼が開発したSECは、スマートフォンとアタッチメントを活用することで、眼科検診を身近に実現します。この技術により、60か国以上で20万人以上の患者に眼科医療を届けることができました。清水は、技術と医療の融合、さらには社会課題の解決に取り組む姿勢が、国際的に高く評価されたのです。

JCI TOYPの歴史

JCI TOYPは1938年に始まった国際青年会議所による若者表彰制度であり、公益性や革新性を持つ若者を選出しています。過去にはアメリカの大統領や著名な文化人、スポーツ選手など、多くの著名人が受賞しており、このアワードの権威の高さが伺えます。清水もまた、その名にふさわしい若者として、国際的な舞台でその功績を称えられました。

OUI Inc. の取り組み

OUI Inc.は、2016年に慶應義塾大学医学部から生まれたスタートアップで、眼科医療のアクセス改善をミッションに掲げています。「Smart Eye Camera（SEC）」をはじめ、訪問型眼科検診「Mobile Eye Scan」や、遠隔眼科診療プラットフォーム「+Eye Dr」など、果敢に新技術の開発を進めています。これらの技術を通じて、医療過疎地域においても質の高い眼科医療を提供する取り組みを行っています。

特に、新興国の医療アクセスが限られた地域にもSECを広めるため、現地の医療機関と協力して新しい診療モデルを模索しています。最近では、日本でも離島やへき地での実証実験を行い、地域差を解消しようとしています。